■トマトソースを作った。ちょっと引き合いもあって今回はホールトマトを初めて10缶も使いました。8缶までは作ったことがありますが10缶ともなると寸胴の8分目近くまであります。ボールにあけた10缶分のトマトの量からしてオリーブオイルもたくさんいるだろうと1カップ半使うことにしました。このオリーブオイルにニンニクやセロリを入れるとまるで煮込んでいるみたいです。おまけに新タマネギから水分がたくさん出たのかますます煮込みっぽい。一体どうなるだろうと思いながらトマトを入れるとオリーブオイルが表面に層を作るくらい浮いてきました。これは失敗かなと思いましたがとにかく煮込む。20分が過ぎてもいつものようにとろみが出てきません。オリーブオイルはかき混ぜているうちに見えなくなってしまいました。いつもならオリーブオイルが金色のつぶとなって輝いてきます。それがない。どうも水っぽい。セロリ、タマネギ、ニンジンを出して、煮込み始めて40分近くになってやっととろみが出てきました。そして、よく見ると、今までにない小さな金色のオリーブオイルのつぶが一面にあります。トマトとオリーブオイルがよくなじんだようです。塩とよくある乾燥バジルを入れて味見をすると、トマトの酸味とタマネギの甘味、そしてバジルの香りがなんともいえないくらいマッチしています。こんなトマトソースは初めてで我ながら感動! ただ、黒く点々と見えるバジルがいただけない。フレッシュバジルは無理にしてもせめて“スィート・バジル”を使うべきでした。“スィート・バジル”ならまだ緑色がかろうじて残っています。香りは乾燥ものが強いですけどね。途中で出したセロリとタマネギ、ニンジンは鶏肉といっしょにトマトソース煮にして食べました。美味!
■近く楽器店で村井靖児著『精神治療における音楽療法をめぐって』(音楽之友社 2001)を見つけました。音楽療法の手法はともすると療法士の個性との密接なかかわりの側面からのみ受け取られることが少なくありません。しかし、音楽がもつ機能を客観的にとらえなければ音楽療法が社会的に認知されることは難しくなってきます。この本は精神治療をベースにしながらも障害児教育における音楽の使い方について客観的に考えるヒントを数多く示してくれています。全173ページという少ないスペースですからひとつひとつの項目についての記述も限られてきますが、音楽の力の大きさを再認識するに十分な内容です。腑に落ちる説明です。音楽は誰にも味方になってくれます。音楽の懐の深さを思いました。
2002/06/09
本日のトマトソース
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