2015/07/17

庭のこと

台風11号は通り過ぎたもののすっきりしない天気で庭の草花も思いの外傷んでしまいました。地植えのインパチェンスやヒューケラは場所によって茶色く変色したり葉が全部落ちたりして復活はちょっと難しそうです。乾燥しやすく、また、水に浸かりやすいというやっかいな庭です。あらためてイングリッシュガーデン“風”を目指そうとしていた矢先、相性のよくない草花は潔く諦めた方がよさそうです。

今年の草花でちょっとおもしろいのはニューギニアインパチェンスです。15年前、横須賀に単身赴任していたときに初めてこの花の鉢植えを部屋に置いたことがあります。大きく育てるのは難しいだろうなと思っていたのですが、ここ1~2年、園芸店でよく見かけるようになってしばし観察しているとベーシックなインパチェンスよりも丈夫で育てやすいのではないかと気づきました。果たして、茎はしっかりしていて切り戻してもどんどん新しい芽を出します。1本で直径数十cmに育てるのもそう難しくなさそうです。苗がやや高値なのが難点ですが花をはじめ全体のボリューム感は相当なものです。徒長した苗が安く売られていたのをもっと買えばよかったと思うことしきりです。

梅雨が明けたら大きくなり過ぎた木の枝払いなどちょっと気合を入れないとジャングルになってしまいそうです。

『レディ・ムラサキのティーパーティー らせん訳「源氏物語」』

 高橋亨の一連の著書と並んで今私が注目するコンテンポラリーの源氏物語論です。とんでもなく面白い。毬矢まりえ・森山恵の共著です。 毬矢まりえと森山恵はアーサー・ウェイリーが英訳した源氏物語を邦訳しています。ひょんなことからその「らせん訳」を読む前にこの『レディ・ムラサキ・・・』を読...