今週は伊勢自動車道の津以南が社会実験で無料化されました。1日目は見るからに交通量が増えて津IC出口にはテレビカメラも来ていましたが、徐々に交通量も少し多いくらいになりました。無料化されても渋滞にならないところが地方たる所以でしょうか。無料化の渋滞を避けるために今週から早めに家を出ています。それだけ早く職場の駐車場に着きます。駐車許可証を受けていても満車になったら場所がない、つまり、早い者勝ちなのでけっこう早く着いて車の中で時間待ち?をしている人がいます。中にはテレビを観たり外国語の勉強をしたりする人もいます。なるほど!と思いましたが私はそこまで器用ではありません。その日のことを思うと落ち着かず、一刻も早くとデスクに向かっています。そろそろ仕事に慣れてきたところですが、このところインスピレーションが鈍って閉塞感があります。モードを切り替えるというのだろうか、ちがう空気を吸いたい気分でもあります。
先週末に荻野規子著『RDG レッドデータガール はじめてのお化粧』(角川書店 2009)を一気に読みました。ストレートにおもしろい。でも、字面は読みやすくても日本文化の厚い知見がしっかり支えているので薄っぺらな印象がありません。これはと思い立って「勾玉三部作」の『空色勾玉』『白鳥異伝』『薄紅天女』(徳間書店 1996)と『神風秘抄』(徳間書店 2005)を取り寄せました。『RDG』もそうなのだが、王朝絵巻を観ているような、また、陰陽師が登場するあたりは学生のときに読んだ福永武彦の『風のかたみ』を彷彿とさせてあの頃の空間に包まれているような感覚になります。そもそもそんなファンタジーが好きなのかも知れない。
昨夜のNHK「クローズアップ現代」は「プロボノ〜広がる新たな社会貢献のカタチ〜」で見応えがありました。「プロボノ」とはラテン語の“Pro Bono Publico”(公共善のために)が語源とか。10年ほど前からアメリカ(またアメリカだ!)から始まった社会貢献とのこと。仕事で培ったスキルを無償で提供する。仕事で手応えが得にくくなる中、自分の専門性、スキルで直接NPO法人などを支援することで成功体験を得ることがやりがいにつながるという。この番組を観て腑に落ちるところが多々ありました。自分自身の体験でもあります。組織の一員としてやり遂げる仕事もいいのですが、自分で直接やり遂げることは大きな自信と係わる人との関係性を確かめることです。もちろん大きな達成感がありますが不思議と謙虚な受け止め方になります。仕事をするならプロフェッショナルでありたいと誰しも志をもつでしょう。時々、プロボノを体験することで自分を試そうではないか!
iPodやiPhone、iPadをASD(自閉症スペクトラム障がい)などコミュニケーションが苦手な人のAAC(Augmentative and Alternative Communication = 拡大・代替コミュニケーション)のツールとして使う試みが始まっています。私も早速「Voice4u」をインストールしてみました。これはツールとしては第一世代といえるでしょうか。でも、オリジナルのカードを簡単に作成できるなどのカスタマイズも可能で、シンプルだからこそいろんな使い方ができます。直接的なコミュニケーションだけでなく、例えば「お絵描き」ソフトや触れると反応する画面のソフトによって外界の認知や自分の動作が作り出す因果関係への気づきなどの使い方もできます。ただ、これらを支援ツールとして使いこなすにはセンスが必要です。そこがプロたる所以ですが私はもう一歩がんばってプログラミングをしたいと思う。
iPhoneのOSをアップデートしようとしたらiTunesとセキュリティのアップデートに小1時間かかり、iOS4のダウンロードにまた小1時間かかりました。サイズは378MB! アクセスが殺到しているのでしょうか!? それでもきちんと機能したのはほめていい。肝心のiOS4はメールと壁紙が変わったことがわかっただけで新しい機能は宝の持ち腐れかも知れない。