2019/10/28

日々雑感より

10月も最終の1週間に入って月日の過ぎることの何と早いことかと今更々驚くばかりです。気温が高い日が多くなかなか秋らしくならないのに日々が過ぎていくことも時間の感覚がしっくりこないわけのひとつかもしれません。毎日が慌ただしいのですが思うこと考えることも慌ただしく脳裏を駆け巡ってそれを少し離れて見ているもうひとりの自分もいるようでちょっと面白い。そんな毎日の雑感を書き留めるのは備忘的でもあります。

1か月くらい前にある人から私が宮本亜門に似ていると言われてあらためてネットで彼の容姿を見てみました。前々からおしゃれな人とは思っていましたが似ていると言われて見るとどこが似ているのだろうとしげしげと見てしまって不思議なことに自分でも似ているように思われてきます。年も近い。そして、そうか、髭をきれいに伸ばしているのか。鬢から鬢へ顎を経て続くスタイルです。バイクを乗るようになってから髪を短く刈り上げてきましたがおしゃれとは無縁になってしまいそうな自分がさみしくもありました。髭までは考えが及ばなかったのですが鬢から鬢へ顎を経て続く髭なら首から上のトータルな印象を変えることができるかもしれないと思って伸ばすことにしました。2週間延ばして散髪のときに理容店で教えてもらってなんとか形になってきたところです。この形はtrimmed beard(縁どり髭)というのだろうか。左右対称にそろえようとしてもそもそも顔がシンメトリックではないので髭で調整することになるとか、毎日手入れをしないと清潔感が薄れてしまうとか、思いの外奥が深くて気持ちの張りにつながるのかもしれません。おしゃれは大事!

『レディ・ムラサキのティーパーティー らせん訳「源氏物語」』

 高橋亨の一連の著書と並んで今私が注目するコンテンポラリーの源氏物語論です。とんでもなく面白い。毬矢まりえ・森山恵の共著です。 毬矢まりえと森山恵はアーサー・ウェイリーが英訳した源氏物語を邦訳しています。ひょんなことからその「らせん訳」を読む前にこの『レディ・ムラサキ・・・』を読...