2016/04/24

春の庭仕事

九州の地震被害の映像は目を疑うほどで心が痛みます。建物やライフスタイルなど、地震への備えを根本的に考え直す時かも知れません。今日もスーパーに買い物に行って、もし、こうして買い物ができなかったらどうなるのだろうと考えてしまいました。また、最近、自宅近くの公園の海抜が表示板で示されるようになってトレッキング用の腕時計の高度計が設定しやすくなったことで、行った先々の意外な高度に防災意識も高まりました。「もし、ここで」という発想です。「ここ」というは自宅や勤務先だけでなく移動途中や出先、旅先も含みます。

いよいよ草木が伸びる頃となってこの土日に庭の草刈りや玄関先の夏の花の苗植えなどをしました。先週するつもりでしたが古新聞を片付けているときに紙で指の付け根のところを切って断念。昨日の朝もステンレスのざるを洗っていて左手親指に飛び出していたステンレスの針金が刺さって傷つけてしまいました。でも、リフレッシュもしたくて庭いじりをすることにしました。昨年の秋にきれいに草取りをしたのに冬の間にこんなにもというくらい草が生えました。並べて植えた数十本のアジュガももちろんしっかり根を張って紫色の花をたくさんつけました。フェンネルやホスタ、ミントなども新しい芽が大きく伸びていました。そして、今年の玄関先の夏の花はペチュニアにしました。インパチェンスは昨年台風で全滅したので替えた次第。庭にはシーズンオフで値段を下げていたクリスマスローズなども植えて約2時間、しばしの頭のモード切り替えにもなりました。

2016/04/02

オーケストラ、再び

年末から年度末にかけて、この4か月はいつもエネルギーを使います。それだけに4月は待ち遠しく、桜の花はひときわ愛おしく見えます。今年も4月を同じように迎えることができたことに安堵を覚えますが、春を迎えることに年々慎重になっている自分があります。それだけにバランス感覚というのか、オフタイムは大切と考えていたところ、こんなときにこんな誘惑がと少しばかり驚きつつ乗ってしまったのがオーケストラです。3月末に初めて練習に参加しました。その日はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の譜読みで弾けたものではありません。これはしまったと思いましたが、エル・システマの子どもたちのようにがんばるしかありません。でも、正直なところ自分のモードの切り替えになったようで誘ってもらってよかったと思っています。楽器は40年近く前、アルバイトで貯めたお金で大阪で買ったヴァイオリンです。今回、弦はガットからナイロンに張り替えて梅雨時に何度も切れるようなことがないようにしました。この先どんな展開になるかわかりませんが、わからないこと自体が楽しみです。

今日から読み始めた本は「ハーバード大学は「音楽」で人を育てる」(菅野恵理子 アルテスパブリッシング 2015)です。副題は「21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ」です。

『レディ・ムラサキのティーパーティー らせん訳「源氏物語」』

 高橋亨の一連の著書と並んで今私が注目するコンテンポラリーの源氏物語論です。とんでもなく面白い。毬矢まりえ・森山恵の共著です。 毬矢まりえと森山恵はアーサー・ウェイリーが英訳した源氏物語を邦訳しています。ひょんなことからその「らせん訳」を読む前にこの『レディ・ムラサキ・・・』を読...