2013/03/30

「ビブリア古書堂の事件手帖」

昨日は今年度ウィークデー最終日で慌ただしい1日でしたがいよいよ新年度が明日明後日となると新しい安定に向けた空気感が漂ってきました。風が急に暖かくなったように感じる1日でした。一夜明けて今日は桜が満開の所もあってどこかしらゆったりとした時間の流れも感じました。

今日、出勤前に実家に寄って持って来た本があります。ジャック・フィニティの『ゲイズルバーグの春を愛す』(福島正実訳 ハヤカワ文庫 1980)です。この本は8刷、1987年刊なので30歳のときのものです。今頃どうしてこの本かというと、テレビドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」で登場したロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」が縁のとりもち役になったからです。「ビブリア古書堂の事件手帖」は最終回が“月9”の視聴率最低記録更新であらぬ話題となっていますが、私にとっては2回以降毎回録画しては小間切れながらも本が好きなひとりとして共感をもって観ていました。画面の構成もネガフィルムのような暖かい色調と本を心から愛する人たちが全編にわたって登場する密度の高さがたまらない。でも、どこか単調になぎがちな展開を機会音の音楽が緊張感を際立たせる。総じて本の魅力をしっかりアピールするドラマ、と思うのですが、視聴率が最低とはどういうことかと訝しいばかりです。

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