2022/01/28

エーデルシュタイン・タンザナイト

“Pelikan Edelstein Tanzanite”という万年筆用インクです。先日、書店の文房具売り場をのぞいたら傷んだ箱に入ったタンザナイトが2つ、値下げされて並んでいました。もちろん2つとも購入しました。早速ペリカン800のМを洗浄して試し書きをしました。ネットでは「書いた直後は紫が見えるがすぐに消えてブルーブラックになる」というレビューが複数ありますがそうした印象はちょっとありません。値下げということはかなり古いインクでそのためだろうかと思いました。かといってそもそもブルーブラックなので何ということはありません。ペンの走りはただただ滑らかです。これまで入れていたパイロットの“色雫”朝顔のさらさらとはまるでちがいます。フローが潤沢なペリカン800Mだとインクがちょっと出過ぎかという印象がありましたがそれは緩和されました。なかなか良い。インク瓶のデザインも秀逸ではないでしょうか。Edelsteinとは宝石という意味のドイツ語です。インク瓶が入っていた紙の箱もベロを引き出して瓶を取り出すという手の込んだ造りでした。50㏄が2瓶なのでけっこう長く使えると思います。この機に万年筆の出番が増えることと思います。なんともいえない満ち足りた心もちです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

下鴨納涼古本まつり

  京都下鴨神社薫の糺の森が会場の下鴨納涼古本まつりに行ってきました。古本まつりなるものに行ったのは初めてで、しかも神社の境内なので見るものすべてが新鮮でとても面白かったです。この古本まつりを知ったのは県内の古書店のインスタグラムです。時間ができたので思い立って行った次第です。小...