■2日連続の所外研修で疲れました。
■昨日6日火曜日は東京都立南大沢学園養護学校で実地研修をしました。高等部の産業技術科、手作り教具、中学部の音楽の授業、等々たくさん勉強になりました。
■帰り、南大沢駅で貸切バスから降りて埼玉県深谷市に向かいました。深谷市は遠くて遠くて深谷駅に降りたときには夜8時半を回っていました。デニーズで夕食を食べてホテルに着いたのが10時でした。
■今日7日水曜日は朝からさくらんぼ保育園に行きました。さくらんぼ保育園に行ってまず目に飛び込んできたのは4メートルくらいの土山とそこで泥だらけになって遊ぶ子どもたちと先生でした。保育園のまわりは高い高い木々にかこまれて広い木陰を作っています。そこにいるだけで心が落ち着く空間でした。
■子どもたちも先生もはだしです。私たちもはだしになるように言われました。さくらんぼ保育園をわかってもらうには子どもたちといっしょに過ごすこと、それが第一歩というわけです。
■子どもたちと“リズム”をしました。先生が弾くピアノでいくつかの動きをします。背骨をやわらかくする動き、風やトンボになりきって走り、ヒノキの床に腹ばいになって両生類の動きをする…子どもたちはほんとに楽しそうに動いていました。私も楽しかったです! 子どもの頃を思い出していました。さくらんぼ保育園の理念はそうして体で感じることがいちばんの近道だということがわかりました。理論付けはきちんとありますがわざわざ言葉にすることもないでしょう。体を動かすと心も開く、これは小串里子先生の思索ともつながります。
■さくらんぼ保育園には障害がある子どももいました。知的障害の子どもで、リズムで楽しそうに走ったりしていました。これまでもたくさんの障害がある子どもたちを育ててきました。学童保育所も運営していて、養護学校の生徒は高等部まで入ることができます。
■新潟大学の大学院生も私たちといっしょに“実習”に来ていました。彼の専門は建築で、保育園の環境はもちろんのこと、保育園を核にした地域の横のつながりを研究テーマにしているとのことでした。彼のテーマは“保育園の地域センター化”とも言えます。さくらんぼ保育園と保護者の連携についても質問していました。大学でもそうした研究が進む中、学校と保護者、学校と地域の関係も変わってきます。私なりのビジョンをもって考えていきたいと思いました。
■さくらんぼ保育園を出たのが3時半。すぐに東京に向かって渋谷のブックファーストに行きました。久里浜に来て初めて大きな書店に行きました。教育の本ってこんなにたくさんあるのか、と感動すら覚えました。小串里子先生の本と交流学習の本を買いました。
■その後、同行の4人で食事をして閉店間際の東急ハンズで3穴のノートを買って、またまた電車に乗って、自分の部屋に帰ったら10時を過ぎていました。疲れました。明日からまた座学です。
2000/06/07
久里浜だより18
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