■ミュージック・ケア初級総合研修三重会場の5日間が終わりました。23人の68期生、三重1期生が研修を終えました。研修の終わりに、研修生から一言をいただく場面で涙する人もいました。研修の企画とサポートをしてきた三重ミュージック・ケア研究会代表として感無量でした。でも、これは始まりに過ぎません。まだ始まってないのかも知れません。三重県でミュージック・ケアの実践の場を対象者とともに大切に育てていかなければなりません。私はポコ・ア・ポコを大切に育てていきながら県内の研修の場を支えていきたいと思っています。
■7月6日、日曜日のポコちゃん3回目は17家族のみなさんに来ていただきました。きょうだいもいっしょなので子どもだらけ! 「さ、始めるよ」の一声で、みなさん輪になって集中力が一点に集まるのを感じました。3回目でここまで!迷わず『楽に寄す』のMDを入れました。なんと穏やかなこの空間! でも、大勢が苦手なお子さんにはやっぱり落ち着けない場です。少人数のポコ・ア・ポコとして「プチポコ」(ちっちゃなポコ・ア・ポコ)も企画しています。
■古本屋で『アヴェ・マリア』のCD(WPCS-10264)を見つけました。カッチーニの『アヴェ・マリア』が入っていて購入。スミ・ジョーのソプラノ、ジュリアーノ・カレッラ指揮イギリス室内管弦楽団で、静かで穏やかな演奏です。解説によると「歌の伴奏をリュートから通奏低音にしたのもこの人(カッチーニ)の業績とされる」(高久暁)とのこと。ピアノで弾くと譜面上は難しくないが和声進行による色彩?音彩?の変化が穏やかな中にもはっとするくらい明確で美しい。この曲が『アヴェ・マリア』として生まれたのもわかるような気がします。
■色ということでこんなことがありました。ミュージック・ケア総合研修三重会場で使ったフラップバルーンは宮本啓子音楽療法研究所のものでも私が持っているそれとは配色がずいぶんちがって受ける印象もちがいました。私のは白と黄緑、紫、黄が基調となっています。研修で使ったのは暖色系でした。購入時期は2~3年ちがいます。講師の先生からフラップバルーンの色のエピソードで興味深い話を聞きました。渋め系のオレンジを基調としたバルーンを病院で未熟児のお子さんとお母さんとのセッションで使ったところ、看護師から「この色は何か考えがあってのものですか? お母さんの子宮の色ですよ。だから赤ちゃんもこんなに安心して落ち着いてるんですよ。」というような話があったとか。色は大事です。
2003/07/14
音楽と色と人と
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