■今日の朝日新聞夕刊のトップは「障害者支援費170億円不足」でした。支援費制度はWHOのIFC、厚生労働省の障害者基本計画に基づく障害者本人の選択と決定で必要なサービスを利用するという理念によって整備されたものだ。それが始まって2年目で「制度存続の危機」とは、朝日新聞の署名記事のようにリサーチが適切に行われていなかったことがいちばんの原因だと考える。民間企業ならすでに倒産している。「国が本気で脱施設に取り組む気があるのか。支援費の不足問題は、国にその答えを突きつけている。」(朝日新聞040622夕刊) 更に言いたいことは、在宅は理想だがその理想の在宅を実現するためにはハードもソフトも不足しているということだ。社会資源があまりに足りない。残念なことに心も余裕がなくなってきているのではないか。不況が続き、命があまりにも軽く失われる事件が続く中、ヒューマニズムなくして人はどうして生きていくことができるというのだ。そして、在宅の現状はきびしいものがあるということをわかってほしい。学校の先生たちもそのことを理解して必要なサポートを考えていくべきではないのか。
■昨日は台風6号の影響で勤務先の養護学校は臨時休校でした。職員は休みではありませんからフルタイムでたまっている仕事を片付けていました。ところが給食がなくて、昼頃は雨も風も強くてとても買い物に出られたものではなかったので昼抜きになってしまいました。休憩時間もなく9時間よく働きました。おかげで今日はジーンズがゴソゴソでフラフラしていました。
■6月の日曜日のポコ・ア・ポコは21家族のみなさんに来ていただきました。ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を初めて使いました。両手で大きな輪をゆっくり描くコントロール=静のなんと素敵なことか。
2004/06/22
障害者支援費不足
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