2004/07/30

手話の文化

■三重県立盲・聾・養護学校教育実践研究大会で有限会社手話文化村代表取締役米内山明宏さんの講演を聴いて胸のすく思いがしました。ぼやっとしていたことがすっきりした感があります。演題は「理想の教育とは?~現実とのギャップをどう考えているのか~」です。
■2月にシンボルコミュニケーションのブックを作っていて、シンボルの選択と配置に文法のちがいを感じました。日本語の文法とはちがう文法があるのではないかということです。やはり視覚によるコミュニケーションである手話はどうなのだろうと考えてしまい、インターネットで検索して龍の子学園を知りました。そう、龍の子学園は米内山さんが設立したフリースクールだったのです。
■文法がちがうということは意思決定のプロセスと背景、文脈がちがうということです。文化がちがうのです。文化のちがいを知ることは自分の文化を知るということ。自分の文化を知って愛することはちがいを認めることにつながる。セルフ・エスティームの育ちが大切なのだ。聴者の文化を自ら愛する者が聾の人の文化も尊厳も認め得るのではないだろうか。自閉症スペクトラム障害も同じです。
■米内山さんが描く「理想の教育」へのプロセスは「教育はみんなのもの、オープンにみんなで語り合えるものであってほしい」ということ。学校は壁を作っている…そのことをまた指摘された。
■障害児の松阪サマースクールでピアノを使って私の指が昂ってくるのがわかりました。ピアノといっても電子ピアノですがアクションはハンマーアクションです。ピアノはいいなぁと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...