2004/08/14

レインマン再び

■「レインマン」は自閉症の文化だけでなくアメリカの文化も伝えています。施設もロケーションもハイウェイも家もモーテルもアメリカでなくでどこなんだ!アメリカそのもの!だということ。アメリカ・クオリティだ。物質文明の最たる姿ですが、欲望の実現という発想ではなく、人を大切にしているが故の発想だと考えてみる。アメリカはどんな社会なのだろうと思い巡らすのです。
■今回久しぶりに見てトム・クルーズばかり追ってしまいました。彼はLD(学習障害)とのこと。子どもの頃学業でずいぶん苦労したと思うが、今、彼がすばらしい俳優として楽しませてくれるまでになるプロセスでアメリカの文化がどう係わってきたのかを知りたい。直接的にはサイエントロジーという宗教がサポートしてきたとのことだが、それも私にはアメリカ的と思えるのです。サイエントロジーは精神的という以上にプラグマティズム、現実的な対応で彼をサポートしてきたのではないだろうか。それは具体的な方法論だと思う。宗教であるかどうかはとりあえず二の次にして本人が求めるサポートは何なのか、そして、それがサポートであり得る社会の文脈を考えたいと思うのです。
■夜、“南の風のトマトソース”にナスとシーフードを入れてパスタを作りました。ピュアな味で200グラムのパスタを食べてしまいました。パスタは1.6mm、ちょっと硬めがおいしい。仕上げのネギがなくて心残りでした。
■夏休みに入ってカメラのシャッターを切ることがほとんどなくなってしまいました。仕事はデジタルが100%になっていますが、やはり気になるのはライカを筆頭とする銀塩モノクロです。フィルム2本を同時に現像できるタンクを買ったのにまだ1回も使ってない。撮りたい写真のイメージがこの頃頭の中をぐるぐる回っています。また始めよう…

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上笙一郎著『満蒙開拓青少年義勇軍』

 夏休みに長野県の満蒙開拓平和祈念館を訪れたいと思い、その仕込みと読み始めた本がきっかけとなっていくつかの点と点が結ばれてその糸に巻かれているような感覚、息苦しさを感じるようになってきました。その本とは上笙一郎著『満蒙開拓青少年義勇軍』(中公新書 315 1973/S48)です。...