■「オランダで32万部のベストセラー育児書!」『0歳児の心の秘密がわかる本』(H.ヴァン・デ・リート、F.ブローイュ著、川本英明訳、PHP研究所 2004)を買いました。0歳児の12か月の成長をこんな言葉でとらえた育児書は初めてです。
・約1カ月「感覚の世界」
・約2カ月「様式(タイプ)の世界」
・約3カ月「移り変わる世界」
・約4カ月半「出来事の世界」
・約6カ月「つながりのある世界」
・約8カ月「分類(カテゴリー)の世界」
・約10カ月「組み合わせの世界」
・約12カ月半「計画(プログラム)の世界」
ここには発達障害がある子どもの発達課題のステップがその言葉のまま並べられています。認知発達のステップです。だから私にはたいへんイメージしやすいものとなっています。こんな言葉で子どもの発達をとらえる文化圏だと発達障害の子どもへの理解も容易なのだろうかと考えてしまいます。
■先週の木曜日から金曜日まで、高等部の修学旅行で神戸と大阪に行っていました。交通機関や行く先々で一行のニーズに応える対応がなされ、ホテルやレストランでペースト食が当たり前のように用意されるようになってきています。もちろん職員による事前の十分なリサーチとオーダーはありますが、それに応えるべく旅行代理店がリソースリストを予め用意しているのも心強い。ユニバーサルデザインが企業価値を高める時が来ていることを実感する修学旅行でした。
■USJはやはり音と音楽が気になる空間でした。映画の世界を求めると音も付いてくる。ディズニーリゾートとはそこがちがうように思います。今、同時代、コンテンポラリーの音楽があるのもUSJです。アメリカのストリートミュージシャンも実に楽しい。アトラクションのパラダイムも五感に響くものがあるように思います。今回もまた「脳で楽しむUSJ」と思いました。
■ゲート付近で流れていた曲、聴き覚えのあるその曲はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲第1楽章のテーマでした。思い出せなくて小1時間悶々としていました。
■いつの間にかデジタルSLR(一眼レフ)が出そろっていて近くの店で触ってきました。コンパクトSLRもキャノンのEOS Kiss Digital Xが一枚上の出来だと思いました。AFのスピード、シャッターの反応、ミラーショックの処理など、カメラとしての基本性能がしっかりしていて身体が納得する出来です。上位機種の30DはKissを更に洗練させたフィーリングで申し分ありませんでした。1Dシリーズに至ってはまるで人工知能を持ったロボットみたいで、それぞれにシャッターを切る文脈に隙がないという印象でした。
2006/09/25
オランダの育児書
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