所用でJR東海の参宮線に乗って田丸まで行ってきました。ディーゼルカー1両のワンマンカーは塗装が色褪せて旧そうな印象でしたが乗り心地はとてもよくて30分足らずの旅は快適でした。小さな頃から鉄道が好きで一番前に乗って続く線路をよく見ていました。不思議なもので今日はその頃の記憶が蘇ってタイムスリップしたかのようでした。様々なにおいまでもが蘇るのです。復路は多気で快速みえに乗り換えました。こちらは新しい車両ですがディーゼルエンジンの息づかいはやはりなつかしい。田丸駅で降りるのは初めてで、駅舎の戸が木枠の引き戸であることに驚きました。旅行雑誌に出てくるような味わいがあります。でも、出札にはオンラインの端末があって受験生と思しき青年が関東方面の新幹線の切符を買っていました。
田丸駅から近くの特別支援学校までは旧い町並みと田植えの準備が始まった田んぼの間の道を歩きました。およそ30分、暖かい日で気持ちのいい散歩でした。
帰りに書店に寄ってこれまた久しぶりに自転車の本を買いました。ロードレーサーを部屋の壁や天井にアタッチメントを付けて収納する器具や方法を知りたかったのですが、自転車通勤を特集する雑誌があってお買い上げとなった次第です。『自転車生活 Vol.13』(えい出版社)某誌のクロスバイク特集や某々誌のロングライド特集はもう卒業かな、と思いました。80kmのホームコースやイノーのペダリングなど、夢中になって走っていた頃の“記憶”は身体が覚えているように思います。今私が目指すのは“毎日の足”としてのロードレーサーで、通勤には使えなくてもそのノウハウが知りたい。ペダルは用途によって換えないと危ないし荷物の携行もアイデアがほしい。
夜、アルゲリッチ&デュトワのショパンのピアノ協奏曲を聴く。アルゲリッチのピアノは情熱的でデュトワが振るモントリオール響はクールでただただ美しい。大人のショパンだと思う。
2008/03/02
大人のショパン
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