この前の土曜日は台風一過の秋晴れで早速洗車をしたらその夜のうちに雨でした。今回の洗車は1年ぶりかというくらいの手洗いで、洗車後のアテンザのなんと静かに走ることか! 洗車と走りはやはり関係があるように思います。細かなノイズが減るように思います。その後、オイル交換とタイヤの空気圧の調整もして、翌日曜日は所用とはいえドライブを堪能しました。走った距離はおよそ600キロにもなりましたが疲れ知らずでした。アテンザは不思議な車です。
北陸道沿線の小松空港では航空ショーが行われていてしばし見物をしました。F15を間近で見るのは初めてでその運動性能にただただ驚きました。スーパーアスリートの印象がありました。戦闘機としてではなくスポーツのツールとして生まれてくればよかったのにと思いました。帰路でふと思い出したのはTDLのスペースマウンテンでした。数あるジェットコースターで私のいちばんのお気に入りです。スペースマウンテンは暗い屋内のジェットコースターなので前もって姿勢を構えることができなくて瞬時に身構えることになりますが次のカーブがすぐ来るので緊張が続きます。自分の身体が反応するスピード感がたまらない。F15の見物とは何の関連もなさそうですが、でも、感覚統合の概念では何か関連がありそうでもあります。
今日は古書店で3冊購入。日野原重明『生き方の選択』(河出書房新社 2002)、柳田邦男『「死の医学」への日記』(新潮社 1996)、アニータ・シュリーヴ『パイロットの妻』(高見浩訳 新潮クレスト・ブックス 2001)です。『パイロットの妻』は私の好きな語り口で、主人公の意識や認知対象がこれでもかというくらい緻密に連続して描かれています。そして、夫の死後、彼の秘密を紐解く主人公の“旅”の時間の流れに浸ってみたくなって購入となりました。あとの2冊は“死”と“生”について思いを巡らすことの多いこの頃、どうしても欠かせない2冊と思っての購入です。来月は地元のホスピスを訪れる機会があります。
公園で亡くなった小学校1年生の男の子は母親が首を絞めたとのニュースがありました。一部の報道でその男の子が特別支援学級在籍と知って胸騒ぎを覚えました。このことを報じないメディアが多数であることに私はもの足りなさを感じています。この親子のSOSをどうしてキャッチできなかったのかと報じる新聞もありました。子どもの発達障がいの有る無しに係わらず、子どもも親も、おとなも、個人が追いつめられていることを感じます。夢が持てない人たちがあまりに多いのではないかと。市井の私たちは権力も財力もない。だが、リーマンブラザーズを破綻に追いつめたのは“低所得層”の人たちだということをしっかり認識するべきだ。直接的でないにしろ、民の幸せをないがしろにすることにつながる企業や国家は滅びるしかない。飛躍するが、だからこそ自分でできることをきちんと成すことが大切なのだ。自分なりの価値観を持つべきだ。「音楽(教育)とは、語るべき自分をつくり、もたせ、守らせること。」(北村智恵)という言葉の意味の大きさをあらためて思う。
2008/09/23
リーマンブラザーズの破綻と子どもの死
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