昨日は地元の療育サークルのムーブメントのお手伝いに行ってきました。今回は地元の大学生がボランティアで来ていました。初めての人が多かったのですが、その場、空間の1点への集中力がたいへん高まることがありました。パネルシアターでそれを感じてよく見ると、学生のみなさんが目を丸くして時には口元を緩めながら子どもたち以上に見入っています。これでは子どもたちも自ずと集中してしまうわけです。この姿勢、子どもたちといっしょに自分も楽しむ姿勢はいつまでも持ち続けてほしいものと思いました。
今日は10月の日曜日のポコ・ア・ポコで、12家族のみなさんに来ていただきました。雨がいつ降ってきてもおかしくない灰白色の雲の下、初秋のひんやりとした空気で、窓の外の景色は白っぽく見えました。今日のセッションはリピーターのみなさんということもあって文脈をきちんともちながらそれぞれの楽しみ方で臨んでいただいていました。おだやかな気持ちでご参加いただけることが何よりです。遠方からのご参加もあり、感謝感謝です。
ポコ・ア・ポコが始まるまでのBGMはずっと私のシンセサイザーの打ち込みを使ってきましたが、今日、初めて神崎ゆう子の「きゅん」を流しました。これはすてきでした。次回までに「きゅん」と「ふわり」から選曲をすることにします。
学生の頃、メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」をFMのエアチェックで聴いてしばらく没頭していた時がありました。ヴァイオリンがベルリンフィルのコンサートマスターとかでその響きの凄さに圧倒されました。電気を通してなお伝わる響きの凄さです。その演奏がわからなくて今回はピーター・ゼルキンの演奏をチョイスしました。Tashi(タッシ)です。ピーター・ゼルキンのファッション、プッレッピーをそのまま音にしたような、知的ですが学術的ではないカジュアルな斬新さがある演奏です。今では懐かしさが先走るかような印象がありますが、これは私の学生の頃の自分とオーバーラップして同時代感覚があります。いつの「同時代」か、それは聴くときで変わってきます。
昨夜、映画「ピアノの森」を早送りしながら観ました。コンクールのシーンは何度観てもいいものです。
2008/10/05
10月の日曜日のポコ・ア・ポコ
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