今週の締めくくりは京都への出張でした。会議が終わって堀川下長者町から烏丸丸太町の地下鉄の駅まで歩きました。京都はこんなにきれいな街だったのだろうかと思いました。私が京都の大学を卒業して27年になろうとしていますからそれも当然でしょう。歩道は粗挽きのような2色のコンクリートブロックが見事なほどフラットに敷き詰められていました。その歩道を学生と思しき若者たちが自転車で走って行く姿は清々しくてうらやましくなるほどでした。京都はなつかしい街です。私が学生の頃は路面電車が走っていて、地下鉄が開業するときにちょうど卒業でした。また自転車で走りたくなりました。京都ならどこでもいい。ただただあの頃のように走りたいのです。駅前で文庫本サイズの都市地図を買って帰りの電車で思い出の場所を探していました。
今日のキーワード・・・ケアリング、教育上のテーマ、主題(音楽用語)、アカデミック(学問)、言葉、カミュ、秩序、構造化、ここまでくると、藤原正彦、国語(言語)、情緒と続いてケアリングに戻ります。お茶の水大学教授藤原正彦先生の講演「祖国とは国語」(平成18年度全国高等学校教頭会研究協議会資料)の要旨にこんな記述があります。「『学問』とは、語彙の習得であり、思考を言語化することである。国語を学習する目的は次の3点である。①読書を通して国語力をつけることにより教養を身につける。②国語力をつけることで、論理的な思考ができる。③論理の出発点となる仮説を選択する力である情緒を養う。」論理は情緒から始まるという文脈に私は共感しています。
2009/01/23
京都
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