自宅のハードディスクビデオレコーダーでHDD→DVDのダビングができなくなってしまい、HDDに録りためた番組をどうやってDVDにしようかといろいろ考えていました。アナログ出力でパソコンにデータを移してDVDに焼くという手順になるわけですが、さて、ビデオキャプチャをどうするか、パソコンをどうするかです。ビデオキャプチャは5年前に購入したIO DATAのGV-MVP/IDVがあるのですがIEEE1394が使えるWindowsのパソコンがありません。MacBook ProのWindows XPはIEEE1394が使えませんでした。今はUSB 2.0の時代ですね。さて、どうしたものか。ビデオキャプチャをあらたに調達することになるのか…。ふと思いついたのはデジタルビデオカメラをビデオキャプチャとして使うというアイデアでした。今日、試したらうまくいきました。パソコンはこのMacBook Proです。外付けのHDDを使いたかったのですが、今ある外付けのHDDはWindowsと共用するためにFAT32にフォーマットがしてあって、これではiMovieのイベントフォルダとして使えないとのこと。そもそもiMovieは認識すらしません。対応するMacOSX拡張フォーマットにするとデータが消えてしまいます。今日はテストなのでMacBook ProのHDDを使ってみました。iMovieは私のビデオ編集には十分過ぎる機能があって申し分ないのですが、やはり、HDDを酷使するので気が気ではありませんでした。大容量の外付けHDDを調達することにしましょう。ビデオキャプチャとして使ったデジタルビデオカメラはSONYのDCR-TRV17です。これは2002年の発売ですからもう8年も前のモデルですがビデオキャプチャとしてはなかなかの性能といえます。それにしてもMacはとりあえずやりたいことができるソフトが一通りプレインスールされていて、しかもどれもが洗練されていて、当然ながらMacとは相性を超えて親和性が高いので安定していてかなり使えます。
そういえばハードディスクレコーダーからコードを出してHDDを交換式に改造するという荒技をあるブログで見たことがあります。HITACHIの録画機能付きのテレビはHDDの交換ができるモデルがあるのでそれもひとつのアイデアかと思いました。こちらはオーディオ専用のYAMAHA CDR-HD 1500です。そのブログにHDDを交換すると音がちがうとあって驚きました。HDDにアナログ信号として記録されるのだろうか? 例えば、iPodのHDDを交換したら音質が変わった、というようなことが起こるということです。HDDからCD-Rに焼くと音もちがうことになります。FMのエアチェックをHDDにアナログ信号として記録するから音もちがってくるのだろうか。これは自分の耳で確かめないと信じられない。HDDによって音がちがうというのはHDDの配線や基盤などのパーツの材質や品質のちがいによるものだと私は思うのですが。もちろん、音質という点では配線も大きなファクターです。
パソコンの周辺機器の接続では、私はUSBよりSCSIやIEEE1394の方が安心感があります。USBはCPUへの負担が大きいことがその理由です。今ではCPUの性能も格段に高くなったのでそれは杞憂に過ぎないのですが、WindowsのUSBは今でもポートで悩まされることがあるので敬遠気味です。MacのUSBは全く問題がありません。かつてのMacはプリンタまでもSCSIでつないでいたのですが、AV機器との接続を期にSCSIをばっさり捨ててFireWire=IEEE1394にシフトしました。SONYがパソコンのVAIOとデジタルビデオカメラとの接続にIEEE1394を採用したことが大きく影響しているでしょう。その頃、デジタルビデオカメラはSONYの独壇場でしたが、転送スピードとコストからして当時はIEEE1394しか選択肢がなかったのでしょう。複数の機器の接続ではUSBがハブを介するのとは対照的にIEEE1394はSCSIと同じデイジーチェーン(芋蔓式)です。私の頭ではこちらの方が考えやすい。これは感覚的な整理です。物理的な評価はまたちがうと思います。
2009/02/15
コンピュータ談義
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