昨夜来の雨も上がり、一時的な冬型が凛とした空気を運んできてとても清々しい朝を迎えました。勤務先の特別支援学校で卒業式がありました。学校の主人公はなんといっても子どもたちです。卒業生の言葉、在校生の言葉、それぞれに心を打つものがあって感動のセレモニーとなりました。特別支援学校で学び、過ごした日々を心の支えにして、そして、誇りにして、新しい環境で自分らしくあゆみを重ねていってほしいと祈るばかりです。
少人数ながら式歌は温かく豊かで素敵な合唱でした。「ビリーブ」と「旅立ちの日に」は式のクライマックスで見事なものでした。私も主旋律や副旋律、ときには即興でハーモニーをつけて思いっきり歌って卒業生への贈り物としました。今日の歌は卒業生にも在校生にも、そして、保護者、来賓、職員の誰にとっても心にしっかり残ることでしょう。学校教育のひとつのあるべき姿だと思いました。特別支援教育はどの子どもにも必要なケアの必要性を理念としています。このことは、ときには言葉では伝わらないかも知れません。ときには歌でそのメッセージが伝わることもあります。大きな感動をありがとう、今日、私は心の中でそう繰り返していました。
2009/03/10
卒業式の歌
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