非常勤講師をしている特別支援学校のプレイルームに古い小さなキーボード型のおもちゃがあります。プラスチックでできていて幅40cmくらいの大きさです。紺、赤、緑、黄の大きなボタンがあって、複数の音色で簡単なメロディーを奏でることができたり、また、自動演奏で曲が流れたりします。その自動演奏の曲が気をつけて聴くとどうしてこんな選曲になったのかと不思議に思うことしきりです。クリスマスソングの「ジングルベル」と「サンタが街にやって来る」、ヴィヴァルディの「四季」より「春」の第一楽章、メンデルスゾーンの「春の歌」、そして、ビートルズの「レット・イット・ビー」とフランク・ミルズの「スパニッシュ・コーヒー」の6曲です。子どもが遊んでいて流れた曲を聴くだけなので他にもプログラムされているかもしれませんがこの6曲だけでも選曲の不可思議さが表れているように思います。季節の音楽がクリスマスソングの2曲だけ、「春」と「春の歌」はホームミュージックとして、子ども向けとしてはほとんど聞いたことのない「レット・イット・ビー」、そして、かなりニッチと思われる「スパニッシュ・コーヒー」です。おまけに限られた同時発信音で流れてどの音の大きさも同じのべったりした電子音なので音楽と呼べるのかどうかと訝しく思えます。でも、それだけに興味津々です。誰がどんな経緯でこの6曲を選んでプログラムしてどんなところで作られたのだろうかと。
2019/01/28
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