■auのC414Kの着信メロディー『あなたが欲しい』をきいていたところ、知り合いがDocomoのN503iで同じ曲をきかせてくれました。あまりの偶然にびっくりです。その人はその曲があるからN503iにしたとか。
■C414Kでは『あなたが欲しい』、N503iでは『おまえが欲しい』という曲名です。作曲はラヴェルです。シニカルなおすまし屋さんのラヴェルは音楽のエッセンスがぎっしり詰まった音楽を作りました。ひたすらモチーフをつなげクレッシェンドさせていきなり終焉を告げる『ボレロ』、きらめくピアノの音の洪水と渦に戯れた『水の戯れ』、オーケストレーションは芯のあるガラスの輝き…『あなたが欲しい』もほんとにラヴェルが作曲したのだろうかと首を傾げる人がいても不思議ではありません。でも彼なんですよね。
■昨年末、TBS系の『情熱大陸』で久石譲のドキュメントを見ました。彼は30歳頃までは“難解な”現代音楽を書いてきたが、“街の作曲家”になろうとして今の彼があるのだとか。彼の音楽をきいているといろんな音楽を知っている人だということは前々から思っていましたので、そうだったのかと腑に落ちた次第。それにしても彼の毎日は音楽が「音が苦」になっているのではないかと思うくらいハードでした。音楽が彼の健康を蝕んでいる。でも、彼は歩みを止めない。
■1月12日にNHK-TVで放送されたファッション・デザイナー川久保玲のドキュメントで、番組の最後に彼女が若い人への言葉としてこう語りました。「もっときれいなものはたくさんある。」なんでもそうだけど歩みを止めてはいけない。前へ前へ! 川久保玲も立ち止まらない。だけど、ふと立ち止まったとき、『あなたが欲しい』が生まれるのかも知れない。
■2つの携帯の『あなたが欲しい』を比べると、C414Kの『あなたが欲しい』は少し速いテンポではっきりした音です。N503iの『おまえが欲しい』は少しゆっくりなテンポでやわらかな音、しかもテンポルバートしているではないか! N503iの勝ち! ezwebのサイトを探しても『あなたが欲しい』のデータはない。C414Kの“作曲”機能もそこまではできない。かといってそうそう携帯は替えられるものではない。MIDI対応だったらいろんなことができるのになぁ…
2002/01/27
『あなたが欲しい』
2002/01/10
あらためて、音楽…
■年明けに父が急逝しました。父が私に残してくれたものの中で私の心のいちばん多くを占めているもの、それは音楽だということが実感としてわかるようになってきています。
■父は音楽の嗜みはありませんでしたが、どういうわけかピアノを買って習わせてくれました。私が9歳、小学校4年生の春、1967年のことでした。ピアノのレッスンを6年生の夏にやめてからは好きな曲を好きなように弾いてきましたが、このピアノとの出会いがその後の私に大きな影響を与え、今に至っています。音楽とはもっとちがうつき合い方もあっただろうと思いながらも、私は音楽に自分自身のアイデンティティーをみてしまうのです。
■しばらく伊勢にいます。伊勢の夕日はやっぱりきれいだなと思いました。伊勢の夕日はどうしてこんなにもきれいなのだろう…
2002/01/02
「白がゆ」の音楽
■年末にテレビでアヲハタの「白がゆ」のCMの音楽をきいて体中が凍りついてしまいました。フランス音楽の古い録音みたいな、音が揺れて頼りなくてモノクロの映画でもみているかのような、そんな音でした。すごくノスタルジックです。アコピ(アコースティック・ピアノ)だと思いますが、もしかしてデジタル?…少なくともサンプリングはしてあると思いたいのです。『キーボードマガジン』(リットーミュージック)2月号の付録CDでエレピ(エレクトリック・ピアノ)の“ROHDES”(ローズ)の音をきいて、そういえばこんな音だったよな、と懐かしく思っていたところでした。急にピアノの音がききたくなって年末のテレビから映画『海の上のピアニスト』も録画しました。
■『海の上のピアニスト』ではピアノをたくさんきくことができます。音楽はエンニオ・モリコーネです。ピアノ好きにとってはたまらない映画ですね。1900年代初頭のラグタイムやジャズのなんと楽しいことか! そして、“1900”が弾くピアノのなんと表情豊かなことか!
■今夜は強い寒波のために高速道路があちこちで積雪による通行止めが出ています。八ヶ岳高原行きはまたの機会となりました。家で好きな音楽をきいて久しぶりにゆっくり過ごすことにします。
手帳の憂鬱と愉しみ
さすがに新しい手帳を買い求めることに慎重になるほどいろいろ手元にあります。物欲といってしまえばそれまでですが当の本人はそこにあたらしい何かを生み出そうとする思い入れがあってのことと、これも都合のよいことを考えています。手帳歴をその意味での生産性という視点で遡ると後々見返して役立つ...
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この4月に勤務先の病弱特別支援学校が再編されて校名も新しくなる節目を迎えるに当たり、病弱教育の歴史の一端を紹介する機会がありました。 「病弱教育は明治時代に三重県で始まったとする説があります。「三重県学事年報第九 明治二十二年」には、三重県尋常師範学校の生徒の約6割、70人余が脚...
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9月の日曜日のポコ・ア・ポコは9家族のみなさんに来ていただきました。私は夏の疲れが出て始まる前から少々おぼつかないところがありましたが、子どもたちが来てくれるといつもの元気が戻って密度の濃いセッションとなりました。曲の終わりの「静」をみんなで感じることの達成感はいつも素晴らしい。...
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検索キーワードに矢野智司を設定して時々チェックしています。先日、彼の近刊が矢継ぎ早に出ていることがわかってあたふたと取り寄せています。 『教育の世界が開かれるとき:何が教育学的思考を発動させるのか』(矢野智司・井谷信 彦編)(世織書房 20220412) 『京都学派と自覚の教...