■7日土曜日と8日日曜日は研修で京都と大阪に行きました。夜は京都で泊まりました。
■京都はATACカンファレンス2002です。昨年は11月の紅葉のときでした。今年は葉っぱはみんな落ちて雨のシーズン・オフでした。しかし、ATACは今年も私の五感を全開させ続けました。重度心身障害児にとっての「サインネーム」や「時間」のとらえ、自閉症児にとっての「心の理論」や自閉症の「仕組み」のとらえなど、今この時も世界中で続く研究と、そして、何よりも障害がある子どもと家族の毎日がそこにありました。力強く生き生きとして、ごく当たり前にありました。日常と非日常が絶妙なバランスを維持していました。「夢」や「希望」という言葉は誰もが分け隔てなく使えるものなんだというメッセージがありました。ノーベル賞を受賞する田中耕一さんの講演で、「夢」と「勇気」という言葉が当たり前のように使われていたことをうれしく思いました。死語にしてはならない言葉です。
■増田太郎さんのライブはいちばん前に座りました。ギターの奏法を見たかったからです。バックは杉山さんという長身のギタリストでした。二人ともピックアップ付きのアコギでした。増田さんはピックを中指・薬指・小指の3本で持ったまま親指と人差し指でフィンガー・ピッキングです。もちろんピックも使います。杉山さんはずっとピックで弾いていました。クールなテクニシャン、杉山さんのキャラクターに惹かれます。片付けのとき彼の譜面を見ると、1段を4小節に区切った五線紙にコードと、所々にフレットのポジションがメモしてあるだけのものでした。
■シンポジウムの間にミュージック・ケアのレポートを書いて、1日があっという間に過ぎてしまいました。夜はJR京都駅のクリスマスツリーを見に行きました。今年は総勢12人でにぎやかな研修となりました。
■大阪はミュージック・ケアの総合研修最終日でした。ひたすら曲を覚えました。総合研修を終えたことで日本ミュージック・ケア協会の「トレーナー」の資格がもらえます。これでミュージック・ケアのセッションができるようになったわけで、冬のポコ・ア・ポコのセッションに向けてはずみとなります。
■研修の打ち上げは堺のビック・アイでしました。私の目は料理に釘付けです。すごくおしゃれでおいしい! どうして地方ではこんなメニューにお目にかかれないのか! 思わず写真に撮ってしまいました。味は写らないけど舌がしっかり覚えています。
■大阪の帰り、青山はうっすらと雪化粧をしていました。
2002/12/09
京都大阪研修三昧
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