■NHK総合の「人間ドキュメント~まごころケーキを召し上がれ」を見て心を打たれました。
■「同情ではなく味で買ってもらおう」と努力を続ける知的ハンディキャップを持った菓子職人たちのドキュメンタリー。東京都世田谷区福祉作業所「のぞみ園」では、21歳から38歳までの10人がお菓子作りに取り組む。北海道で3.5ヘクタールの畑を借りて育てた無農薬の食材なども使い、無添加のケーキやクッキーなどを作る。味も評判で1日に売り上げが10万円を超える日もある。30種類の菓子作りをこなすチーフ格の池畠幸枝さんは、気温で変わる生地の感触を確かめるため、電動泡立て器は使わないという。ひとつずつ技術を覚え、懸命に働き、給料をもらう。仲間たちと支え合い、誇りを持ち自立のために働く姿。みんなのとびきりの笑顔が素晴らしい。「心をこめてね」「こころ?」「そう、心もおいしいの」…。初心者を指導する池畠さんのひとことが胸を打つ。(山)(朝日新聞021205朝刊「試写室」より)
2002/12/05
「心もおいしいの」
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上笙一郎著『満蒙開拓青少年義勇軍』
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