■春の宵、桜は満開。夜桜を目の当たりにすると、歌曲『さくら横ちょう』(加藤周一作詩、中田喜直作曲)がきこえてきます。そして、梶井基次郎の『桜の樹の下には』の印象深い冒頭が頭を過ぎる。「桜の樹の下には屍体が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。」 平安時代、花といえば桜の花だった。桜の花へのなんと想い入れの深いことか。
■ポコ・ア・ポコ スプリングセッションが終わりました。最終日は19人の子どもたちの参加があって、私を含めて36人というポコ・ア・ポコ始まって以来の大勢のセッションとなりました。反響の大きさに驚いています。大勢だとそれなりの雰囲気があっていいものですが、ひとりひとりのお子さんとのていねいなやりとりは望めませんし、大勢の中では落ち着けないお子さんもいます。今後はグループ分けも考えていかなくてはなりません。昨年夏、ポコ・ア・ポコを始めたときはほんの数人の小ぢんまりとした集まりでした。“初心”を大事にしながらニーズにお応えしていきたいと思っています。
2003/04/04
“さくら横ちょう”
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