■ポコ・ア・ポコのセッションは日によって参加者が大きく変わります。ときにはひとりのこともあります。ミュージック・ケアの技法は加賀谷式集団音楽療法ですから基本的に人数に制限はありません。ある程度の人数があってできるプログラムもあります。だけど、少人数だから、ひとりだから可能になることもあります。子どもがよく見えること、ひとりひとりに応じたアプローチができることです。保護者の方ともきめ細かなやりとりが可能です。個人セッションとグループセッションの組み合わせ、さらに認知学習などのプログラムを組み合わせた発達支援が望まれます。千葉淑徳大学発達臨床研究センターは週に2回の認知学習と1回の音楽療法という組み合わせで発達支援の臨床研究をしています。こうした支援を選ぶことができる子どもたちは幸せだと思います。医療機関で診察を受けても実際の支援は学校や家庭に委ねられます。学校が果たすべき役割は専門的かつ総合的だと考えています。
■ドン・キャンベル著『アマデウスの魔法の音・集中力』(角川書店2002)のCDをきいています。日本音楽療法学会理事長日野原重明氏推薦で、「全米で200万部突破のベストセラー・シリーズ集大成 受験生、試験をひかえたビジネスマンへ 世界一簡単に、短期間で集中力がつくモーツァルト効果!!」と帯にあります。CDをきく時間があったら勉強する方がいいのでは?と思いながらも、長い目で見て“モーツァルト効果”はあると私は考えています。モーツァルトを知らないよりも知っている方が人生がちょっとおもしろいと思う。そうそう、このCDはモーツァルト効果の音楽として「身体と精神の健康改善を目的に『キー(調)』『テンポ』『周波数』等の音楽的要素に編集、処理加工を施したモーツァルトの音楽を指します。たとえば通常のレコーディングとは異なり、下記の生理機能に効果を生み出すために、高周波数と低周波数が強調されて録音されています。」とありますが、私には音楽的にあまりおもしろくない演奏です。シュテファン・ツヴァイクではないが“デーモンのささやき”もやっぱり欲しいと思うのです。音楽も人生もそんなに単純じゃない!
2003/04/01
音楽も人生も単純じゃない!
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