■どうもインスピレーションがいまひとつだ。とんでもなく忙しい。先週は大事な会議をすっぽかしてしまった。いつも使っているブルーインクのペンをなくしてフランクリン・コヴィーに書き込む気をなくしたのでスケジュールのチェックをしなかった。ひたすら落ち込んだ。でも、まっすぐフランクにと気を取り直す。
■土曜日は三重県療育研究会で勤務校の話をしました。ふだんお世話になっているPT、OT、STのみなさんを前にプレゼンテーションをするのはなかなかのプレッシャーです。小学部の紹介と学校をめぐる諸相の質的な向上について述べました。保育士のみなさんとも話をすることができて勉強になりました。最後はPATHの北極星の話をして当日の夜空の映像で終わりました。夜は久しぶりに外で食べて書店で立ち読みをしました。土曜日は雨でした。
■日曜日は山間の小さな保育所に行って教育相談のお子さんの発表会を見てきました。茶畑のとなりの保育所で園児は20人と少しです。すごくおもしろくてかわいくて心なごむひとときでした。ふだんの姿を見せていただくことはとても大事です。保育所ではアップライトのピアノを使っていました。その音がやわらかくて耳にやさしくて、また、ホールのスピーカーの音もやわらかな音で、子どもたちがとてもいい音環境に包まれていることがうれしく思いました。そうそう、映画『猫の恩返し』の『風になる』でサウンドトラックとはちがう編曲を聴いてこれがよかったです。チェロのメロディーで始まってチェロがオブリガードを奏する編曲です。歌はサウンドトラックと同じつじあやのだと思いました。
■誰も傷つけずに生きることは可能なのだろうか。そんなことをこの頃考えてしまいます。自分の言動が原因で傷ついた人は少なくないと思う。これからは誰も傷つけずに生きて行きたいと思うのだけど、それは可能なことなのだろうか。誰かのやさしさのためにちがう誰かが傷つくことだってある。そして、誰かを守るためにちがう誰かを傷つけることもあるのだ。
■本橋成一の写真集『ナージャの村』は、哀しくて、美しくて、惹きこまれてしまいます。人間にとって何が大事なのかを考えさせてくれます。モノクロ(白黒)は見る人に委ねられたものの大きさを感じます。デジカメで撮ったカラーの写真もパソコンでモノクロに変換すると写真はその瞬間にちがうストーリーを語り始めます。
■師走といっても1年中走っているような気がします。これからも走り続けるのかな…今週はさらに加速しないといけない!
2003/12/01
加速する師走
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