一日中冷える所にいてついに頭痛が始まりました。冷えなので一晩で治るでしょう。身体は冷えても頭は静かに熱い一日でした。午前中はミュージック・ケア初級総合研修三重会場の初日で、午後は三重県教育委員会の特別支援教育推進フォーラムに行っていました。明日はミュージック・ケア研修2日目です。
一日の終わりにちょっとしたサプライズがありました。ふと立ち寄ったレンタルショップの販売コーナーで宮本笑里のCDアルバム「smile」のDVD付き初回限定盤を見つけてしまいました。彼女の父はオーボエ奏者の宮本文昭で、ヴァイオリンとオーボエのデュオで演奏しているカッチーニ作曲「アヴェ・マリア」をSONYのサイトで試聴してこのアルバムを探していました。ところが特典のDVDが付いた限定盤はすぐに売り切れたようで、Amazonのマーケットプレイスに至っては定価の4.5倍というプレミアム付きです。そんな限定盤が何気にあるところが地方都市ならではか…DVDは1曲だけなのですがファンにはたまらないのでしょう。せっかくなので購入しました。
カッチーニの「アヴェ・マリア」は歌詞が「アヴェ・マリア」の繰り返しで、でも、静かで熱い曲です。「smile」ではピアノとオーボエから始まってピアノの間奏をはさんでヴァイオリンが続きます。ヴァイオリンのアーティキュレーションは父ゆずりなのでしょう。音までもオーボエのように聴こえてしまいます。オーボエがオブリガードを奏する部分がやはりいちばんの聴きどころです。
そうそう、今日は、アテンザでバッハの「六声のリチェルカーレ」を久しぶりに聴いて京都にいた頃を思い出しました。リチェルカーレという名前は京都百万遍の名曲喫茶で、営業は2年ほどだったように思います。ベレー帽をかぶった老紳士がマスターで、タンノイのオートグラフからはモーツァルト以前の音楽が流れていました。私はよくバッハをリクエストしてペーター・シュライヤーの福音史家を聴いていました。「六声のリチェルカーレ」は当時のNHK-FMの現代音楽の番組のテーマ曲にウェーベルン編曲のものが使われていました。深淵な音楽の秘密に触れるようなこの曲に惹かれてしまいました。名曲喫茶リチェルカーレもまた辿り切れない文脈を窺わせる佇まいがありました。左右のオートグラフの間にこんなインフォメーションがありました。「どうぞお話ししてください。神は言葉を・・・」最後まで思い出せないのですが、この言葉の趣旨は今もよく考えます。「人は言葉をあびて育つ」(川瀬)のだから!
2007/12/15
六声のリチェルカーレの思い出
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