昨日今日とミュージック・ケア初級総合研修三重会場でした。第208期生は14人とちょうどいい人数です。熱心な学びの姿が頼もしい。さて、いつもながらサポートの私も貴重な勉強の機会です。いつの間にか自分の癖が出て基本から外れてしまっています。まさに「なくて七癖」です。その修正に一生懸命になっていると別人になってしまうかのような錯覚があります。ミュージック・ケアは不思議な音楽療法です。今夜最終回の篤姫ではないが、己の為すべきことは何かと考えてしまう。思えば、ミュージック・ケアとの出会いは文字通り雷に打たれたようでした。アリサシリーズのプログラムで身も心も納得してしまった奈良での研修は時々思い出します。
昨夜は研修会の会場近くのイルミネーションに案内してもらって行ってきました。幹線道路からはずれて山村の田畑が広がる所にこつ然を現れたのは金閣寺やクリスマスツリー等々のイルミネーション群でした。路上駐車の車が列を作って交通整理の人まで出ていました。見物も少なくない。か細い音のクリスマスソングが流れていました。冬の田畑のイルミネーションは地域の人たちが作ったものだとか。それにしてもスケールが大きい。一体何のために、どんな人たちがどんな発想で、そして、その資金はどうやりくりしているのだろうと私は考え込んでしまいました。聞くところ年配の人たちの“作品”とのことです。農業用ハウスの骨組みに付けられたイルミネーションのトンネルをくぐりながら私はしきりに感心してしまいました。人間はおもしろい。今朝の朝日新聞県内版は県内のイルミネーションの特集で昨夜訪れた山村も紹介されていました。
今朝、アテンザで研修会場に向かうときNHK-FMでラフマニノフの自作自演の演奏を聴きました。録音は古いのですがピアノもオーケストラもライブ感がありました。ラフマニノフのピアノは実に堂々としていて迷いが一切ない。作曲者自身の演奏だからそれは当たり前だがこうも断定して弾かれると圧倒されるばかりだ。そして、フィラデルフィア管弦楽団のちょっとハスキーな弦の音が私の琴線をかき乱す。ヨーロッパのオーケストラにはない音だ。ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をホロヴィッツと奏でたニューヨーク・フィルもこんな音を残している。
先週、高校生の短歌を読むことがありました。やはり高校生が書いた小説と詩も少し前に読む機会がありました。荒削りで繊細な言葉に私は惹き込まれてしまいました。このことはまた書く機会があると思います。言葉の力もまた大きい。
2008/12/14
ミュージック・ケア研修
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