今週は体調がいまひとつながら大きくくずすこともなく週末を迎えました。今朝は6時前に起きて所用で近鉄電車に乗りました。夜来の雨が上がって黒い雲が浮かぶ空に朝日が昇るのがとてもきれいでした。町並みや山々が朝日に照らされて金色にくっきり輝いて見えて絵画のようでした。そうそう、近鉄松阪駅では「鮮魚」と表示のある電車を見て驚きました。大阪方面に魚を売りに行く人たちが利用するのでしょう。それにしても「鮮魚行き」とはおもしろい。「鮮魚列車」という意味か!? いっしょに乗って魚たちが売れて行くようすを見てみたいものです。
昨夜のNHK-TV「プレミアム10」は「手塚治虫 漫画 音楽 そして人生」で興味深く観ました。「生誕80周年の手塚治虫の世界に、音楽を切り口に迫る」というもので、彼がいかに音楽好きであったかというエピソードがたくさん紹介されていました。クラシック音楽を流し続けて漫画を描いていたことや漫画の絵そのもので音楽を表現しようとしていたこと、「こんな音楽を」とピアノを弾いて聴かせたこと等々、音楽好きにはたまならない内容でした。彼のアニメの音楽にまつわるエピソードもおもしろかったのですが、私にとっては漫画の制作そのものと音楽とのかかわりに関心がありました。クラシック音楽のリズムを片方の手で取りながらもう一方の手で絵を描く手塚治虫の姿が印象に残っています。彼にとって音楽は創造の源なのでしょう。昨夜の番組で流れた音楽でいちばん印象的だったのはチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」でした。交響曲はほとんどiPodに入れてなくて聴く機会も減っていました。
木曜日の出張先で受け取った資料を見て私の中でいくつかのことがひとつに結びつきました。このところ仕事はかなりスリリングです。こちらがアンテナを高くしておかなければ気づかずに通り過ぎてしまうような小さな情報が大きなキーを握っていることが少なくありません。自分の反応次第、というところ。アンテナも大切ですがイマジネーションはもっと大切だと思います。イマジネーションはどうやって鍛えられるのか。それも関心事のひとつです。マネジメントのキーはイマジネーションが主役かも知れないと思っています。絶対欠かせない脇役は、そうですね、「brain with wings」でしょうか。「翼がある脳」という考え方が比喩としてとても言い得て妙だと思います。
2009/01/31
「手塚治虫 漫画 音楽 そして人生」
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