浅間山が噴火したとニュースが伝えました。横浜にも降灰があったとか。浅間山というと立原道造の詩を思い出します。「ささやかな地異は そのかたみに/灰を降らした この村に ひとしきり/灰はかなしい追憶のやうに 音立てて/樹木の梢に 家々の屋根に 降りしきつた」(「はじめてのものに」より) この詩の灰とは浅間山の噴火によるものと何かで読んだことがあります。この詩の冒頭は彼の詩の中でもっとも印象的です。立原道造の詩も難しいことを考えなくても読めるように思っています。かつて、もう読まないと思ったこともありましたが。人はその時時で心に決めるところがあるものです。
2009/02/03
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