がんの子供を守る会の催しに出席しました。今回のテーマは復学で、地元の学校に戻ってからの日々の保護者の語りから、教育に携わる者の為すべきことの多さと重さを強く感じました。子どもはいつもみんな明るく元気にいるわけではない。しんどいときは何も気にしないでしんどいままいられる場も必要だ。一日のかなりの時間を過ごす学校も同じです。そして、いいときもそうでないときもほどよい距離感をもっていてくれるよき理解者が欠かせない。難しいことだけになおさら努力を続けないといけない。今日はたくさんの人が集い、たくさんの言葉が交わされ、私は為すべきことを今一度整理し直す必要があることを思いました。帰りに書店に寄って細谷亮太・真部淳著『小児がん チーム医療とトータル・ケア』(中公新書 2008)を買い求めました。小児がんのケアを構造的にまとめてあって学び直しです。
先週、アイトワを訪れたとき、カフェではパンフルートの演奏が流れていました。先月は能楽囃子で能管を聴きました。パンフルートからは西風を思い、能管からは周囲の空気感を思いました。能管のインパクトは私には相当なものでした。調べると能管は1本1本“ピッチ”がちがい、また、息を操作して“オクターヴ”高い音を出そうとしても出せないのだとか。西洋音楽からするとそんなに規則性のない楽器は楽器ではない。では、どうしてこんなにもインパクトがある演奏となるのであろうか。能楽囃子は「現代音楽」を数百年前に奏でていたわけで、私の興味は尽きない。
2009/03/07
小児がんの子どものケア
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