6月の日曜日のポコ・ア・ポコは11家族のみなさまに来ていただきました。いつも以上に集中力が上がってそれは見事なほどの動と静のコンピネーションがありました。保護者のみなさまのご理解があってこそ子どもたちの参加の質も上がります。感謝しています。終わってもその場を離れ難いようすもあってステップアップのプログラムの必要性を感じました。また勉強です。
先週の日曜日に朝日新聞の書評で知った社会構成主義は調べれば調べるほど今の私にとって重要な考え方であることがわかってきます。とくにヴィゴツキーの発達に関する考え方はどうしても学びたくなって本を注文したところです。ピアジェは知る人も多いはずですがヴィゴツキーはどうでしょうか。社会構成主義の教育哲学を学ぶ上で欠かせないことから大学でもっと取り上げてほしい心理学者です。
書店で目にとまった1冊。古荘純一著『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか 児童精神科医の現場報告』(光文社新書 2009) 自尊感情尺度の活用という仕事上の視点はさておき、その今日的内容は小見出しでうかがい知ることができます。「子どもは元気いっぱいではない」「居場所がない、眠りが足りない」「自尊感情を下げる教育システムと、上げるシステム」「親も高くない自尊感情」「子どもの自尊感情・発達という視点を持つ」等々。そう、よくある見出しかも知れませんが、この本はどこまでも臨床的であることから説得力があります。
このところよく考えること…教育の言葉で子どもの成長を語ることができるようにしていきたいことです。それが真の意味での「教育再生」であるはずです。
2009/06/14
6月の日曜日のポコ・ア・ポコ
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