2010/07/16

京都と自転車

昨日は所用で京都に行っていました。梅雨とはいえ京都の蒸し暑さもなく心地よい風が吹いていました。車で走ると京都の街のコンパクトさを実感します。碁盤の目の道は位置をイメージしやすくて走りやすいものです。京都は今も学生の街。自転車を走らせる学生たちのなんと清々しいことか。私もあんなふうに自転車を走らせていたのだろうか。30年も前のことですが、今も京都で大学に足を踏み入れるとその頃の身体感覚がよみがえるかのようです。大学でなくても京都には時々行くものだと思いました。京都の帰りは新名神で豪雨に遭ってまるで洗車をしているかのようでした。新名神を通れば京都まで1時間半です。自転車を持って行って走るのもいい。
来週に迫った音楽療法の研修のパワーポイントをまとめていて大事なファイルがなくなっていることに気づきました。2007年と2008年の資料です。テーマは「音楽が育てるもの」で、ちょっとこなれてきたかなと思っていた内容だっただけに大慌て。その前後のファイルを突き合わせながら自分の思考の足跡を繋ぎ合わせる作業をしていますがこれが遅々として進まない。なんとかこの3連休で仕上げないと資料の印刷が間に合わないという土壇場の状態!
先週末に録画した東儀秀樹の特集番組を少しずつ観ています。この番組でマルチプレーヤーたる文脈を知って腑に落ちるものがありました。様々な音楽と出会い、プレイしてきたことから彼の音楽が生まれてきたのでしょう。1959年生まれということは私と2つちがいです。ビートルズや学生運動に「乗り遅れた世代」のはずと思いながらも、私が生まれた昭和32年と翌33年、翌々34年生まれとは暦以上の大きなギャップを感じているのでまたちがった出会い方なのだろうかと思いました。ビートルズと学生運動の捉え方は世代感覚のひとつの尺度となっているように思います。昨夜の番組では「篤姫」で孝明天皇に扮した東儀秀樹が紹介されて、日本の歴史における王朝文化に思いを馳せる感覚がよみがえりました。幾多もの音楽遍歴を経て東儀秀樹が雅楽に軸足を置くことに私は感銘すら覚える。かといって私は雅楽を聴く人ではないのですが。

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