2024/10/14

秋葉原にて

週末に秋葉原を回ってきました。目的はパソコンのパーツやモニタ、キーボードをこの目で見たり手で触れたりして実際の使い勝手を知ることでした。地方にいると製品そのものを目にする機会ががなく試行錯誤の買い物をすることになってしまいます。秋葉原で専門店に行くと見たことはもちろん聞いたこともないメーカーの製品が並んでいて驚きました。いつの間にこんなことになったのかと! 今回の2台の自作PCは情報が少ないながらもどうにかほどほどの選択ができていたのではないかと思いました。綱渡りだったとも言えほっとしています。

いつの間に...というのはゲームの興隆です。ある専門店では3フロアをゲーミング関係の売り場に充てていていました。そして、およそパソコンゲームなどしそうにないと思える年配の人やどこでも見かけるような身なりの女性の姿が少なくありませんでした。これは一体どういうことなのだろうと考えてしまいました。頭の白い私もそのひとりといえばそうでした。ネットでは「ゲーミング」と銘打った製品が溢れるように見かけるのでいささか胡散臭く思っていましたがパソコン界のひとつの潮流となっているのだろうと認識を新たにしました。

ゲーミングと銘打たれた製品に共通するものは何か。それは五感に訴える要素の強調ではないのだろうか。キーボードならゲームに特化した反応の速さや長時間使用時の疲れの少なさ、また、打感や音もそうした要素になってくるだろう。モニタであれば精緻かつ動きの滑らさ、色の数の多さ、グラデーションの滑らかさ、そして長時間使用時の疲れの少なさだろう。それらは仕事でも大事な要素であってゲームがパソコン界にもたらした功の部分だと思います。功罪の罪とは...価格の上昇かもしれませんがインターフェイスの質が向上したのだから罪とは言えないか。

今回の自作に合わせて調達したモニタは28インチの4Kのモデル2台です。1台でもA4を4枚表示できる精緻さがあることは前の職場でわかっていました。これもゲーミングと銘打たれてモデルで高値でしたが発売後3年を経て値段もこなれて手が出るようになりました。2枚並べると130cm近くになるのできっと壮観ですが部屋を片付けないと置けない。私は開けたウィンドウはすべてそのまま開けていつでも見ることができるようにしておきたいのでその環境ができるのは楽しみです。晴耕雨読に備えた大きな投資です。

秋葉原で買い求めたのはずっと迷っていた増設のケースファンで、最終処分のワゴンセールで掘り出し物を見つけて2台を調達しました。CougarというドイツのメーカーのものでケースはスウェーデンのFractal Designなのでヨーロッパの製品が極東の片田舎で出会うことになりました。

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