■昨日の夕方、思いがけなく帰りに時間ができたので楽器店によってNHK出版の『NHKこどものうた楽譜集第28集』を買ってきました。2001年3月発行で、紀伊国屋書店のサイトで調べると、この楽譜集は年に1回出版されているだけで、ときには2年あくこともあります。だから、お目当ての『おかあさんといっしょ』の4月の歌『あいうえお・に・ぎ・り』は早くても来年3月出版の第29集に収録されることになります。
■第28集の表紙には「オリジナルピアノ譜・コード付」とあってアピールしています。私はオリジナル伴奏譜がほしくて買いました。オリジナルにこだわるにはそれだけの意味があります。オリジナルはよくできています。オリジナルは作曲した人の思い入れがそのまま音になっているからすごくいいです。きく人もオリジナルをききなれていて、オリジナルのイメージできこうとするから尚更オリジナルがいい。ちなみにこの楽譜集は紀伊国屋書店のサイトでは最近の楽譜ベストセラー№1です。
■曲の旋律、前奏、間奏、後奏、調性、テンポ、伴奏譜には、著作権の関係からだと思うのですが、すべてオリジナルと同じ他社楽譜は、たぶん、ありません。だから、感じが大きく変わってしまいます。でも、オリジナルがあんまり凝っていると困ることもあります。例えば、『あめふりりんちゃん』は、♯が5つもついているロ長調です。あと半音上げたら演奏しやすいハ長調になるのにどうしてわざわざややこしいロ長調なのか。それには、作曲した人が意図したところがあるからで、ロ長調の、♯系のあたたかさと、黒鍵を多用したちょっと線の細い感じがほしかったからだと思うのです。他社が出す楽譜はきっとハ長調です。でも、あの感じは出ないでしょう。ハ長調は落ち着き過ぎてしまいます。やっぱりロ長調の『あめふりりんちゃん』です。
■『歌うクジラ』は、コードは凝っていますけど伴奏はとてもシンプルです。最小限のアルペジオが左手と右手を行き来して、そして、旋律の臨時記号がなんともおしゃれです。コードは9(ナインス)も使って、いわゆる「甘い和音」です。その感じを最小限の音で出しているわけですから、ピアノを弾くときに自然にひとつひとつの音の出し方に細心の注意を払ってしまいます。これもいい歌です。
■こうなるとやっぱりオリジナル楽譜がほしくて、『シアワセ』も『ほしひとつ』もNHKの同シリーズの楽譜集を注文しました。23集と25集、そして27集です。気になる歌はここ7・8年の間の歌です。どうしてなのだろう。『おかあさんといっしょ』も『ひとりでできるもん』も似た傾向で、ぐっとおもしろくなってきています。大人も楽しめる子どもの歌です。
■DTMはすごくおもしろいけどまとまった時間がとれないのでこだわりの音はまだまだです。XG-worksはギターのデータがうまく初期化コマンドに書き込めなくてまた一思案です。曲によってはできているので余分なデータが重なっている疑いがあります。
■DTMの打ち込みはやっぱりリアルタイムだと思うようになってきています。テンポをキープすることはとても大事ですが、その正確なリズムに乗って旋律が生き生きと輝きだすには人間の歌心が必要だと思っています。
2001/10/25
『NHKこどもの歌楽譜集』
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