■癒し系のCD『pure』(ピュア)の『ONLY LOVE』をきいて耳がくぎづけになってしまいました。今日は朝から遠出もして、ドライブ中はこの曲ばかりリピートで3時間もきいてしまいまいした。TBS系のドラマ『百年の恋』の主題歌とか。ドラマは見ないので全然知らなかった。
■『ONLY LOVE』はナナ・ムスクーリが歌っています。ナナ・ムスクーリの歌はもう10数年も前、愛知県の民族博物館リトルワールドで流れていた『紡ぎ歌』がとても印象的でした。『ONLY LOVE』は彼女のフォーク路線とはちょっとちがいます。バックのアレンジもストリングスのアレンジがとてもきれいです。ポップスとして古典的ともいえるかも知れない。よくあるはずなのにどうして今まで知らなかったのだろうと思わせるおしゃれな演奏です。
■この日曜日に無印良品で見たスプーンもそんな感じです。無印良品のキッチンデザインはどちらかというと直線とマテリアルの素材感を生かしたデザインというイメージですが、そのスプーンは、どこにも直線部分がない大きなカーブとキラキラしたポリッシュ仕上げが魅力です。どうして今までこんなスプーンと出会わなかったのだろう。私はそのスプーンをひとつ、ガラスのショーケースの上に置いて、片膝をついてしばし見入ってしまいました。こんなスプーンがお似合いの料理を作りたいと思いました。料理だけでなくテーブルデザインもトータルに考えたい。スプーンひとつでこんなにも幸せになれるなんて、デザインの力は大きい! これも冬支度かな?
■「あなたといると/どこか/冬の午後にいるみたい」そんな詩があって私はよく思い出します。銀色夏生の『葉っぱ』です。寒い冬なんだけど陽だまりのあのなんともいえないあったかいひととき…その刹那の光と色と、そして、暖…村上英子の詩『欲しい』にそのイメージがなかったのはどうしてなんだろう…
2001/12/18
『ONLY LOVE』
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