■中央教育審議会初等中等教育分科会の「特別支援教育を推進するための制度の在り方」の中間報告素案は文部科学省のサイトから削除されたようですが他サイトで読むことができます。PDFバージョンはこちら、テキストバーションはこちらにアップされています。PDFバージョンは1ページ目の日付が手書きで生々しいものがあります。初等中等教育分科会特別支援教育特別委員会の議事録と配布資料はこちらです。それぞれ15番が初等中等教育分科会特別支援教育特別委員会です。素案をサイトから削除した経緯はわかりませんが、議事録からは特別支援教育の根幹にかかわる重要な議論がなされていることがわかって取りまとめにはさらに時間が必要だということでしょう。でも、待つのではなく自分にできるところから実績を積んでいきたいものです。
■Canon EOS20Dのカタログを見て「うまい!」とうなってしまいました。デジカメのカタログにモノクロを使っています。カラーの写真よりもアピールするものを感じるのはおもしろい。昨日はフジフィルムのFinePix S3proの画像を雑誌で見て「すごい!」と見入ってしまいました。きめ細かな解像感と絶妙なバランスの色調、広いダイナミックレンジ、すごいとしかいいようがない。ボディはいまひとつですが画像はすごく魅力的です。
■今日は小雨に濡れる枯れた夏草たちの写真を撮りに行きたいと思っていましたが新聞の切り抜きに時間を費やしてしまいました。ふと、バレエと演劇の記事に目が留まりました。ミュージック・ケアのセッションをしているとどうしても自分の体の動きの拙さが気になってしまいます。向上にはバレエの動きがヒントになってくれるかも知れません。
■この頃またサックスばかり聴いています。フィル・ウッズの「THE THRILL IS GONE」は小雨の秋の日にちょっとスリリングな空間を作ってくれます。
2004/10/31
特別支援教育は今
2004/10/29
大切なものは何か!
■保育所でポコ・ア・ポコのセッションと子育ての話をさせていただく機会がありました。子どもたちの元気な声が響く町中の保育所は心が暖まる空間でした。そして、子どもたちひとりひとりの文脈とお母さんたちひとりひとりの思いの重さを肌で感じた思いがしました。だれだって幸せになりたい。幸せとは自己実現だとあらためて思いました。
■名刺を作り直しました。文字は黒、紙は光沢写真用紙にしました。ポコ・ア・ポコのロゴをきれいに出したかったので光沢写真用紙にしました。文字を黒にしたら“オフィシャル”の様相です。オフィシャルといっても“肩書き”は音楽療法関係のものばかりで、これは自分で作ったパラダイムです。ともすると責任が曖昧になりがちな公務員の世界…自己責任のパラダイムを持っていることは大事だと思う。
■授業でピアノの連弾をしました。パートナーは小学部6年生のお子さんです。昼下がりの音楽室でグランドピアノに向かって即興弾きをしました。そのお子さんはマイナーが苦手と思っていましたがAmから始まるクリシェの揺れるテンポに確かなやりとりがあったものととらえています。グランドピアノの澄んだ音に私も聴き入ってしまいました。そのピアノは浜松のカワイの工場で試弾して選びました。誰が弾いても音のまとまりがある暖かい音のピアノです。音楽は私たちのQOLを支える大きなファクターのひとつです。
■台風一過はいきなり晩秋の寒風で団地のハナミズキの並木はここ2~3日で一気に色づきました。桜の木には数えるだけの葉しか残っていません。その寒々としたシーンも美しいと思う。
2004/10/20
音楽療法とサックス
■サックスのクリスマス曲を聴いていたらポール・ウィンターのソプラノ・サックスを聴きたくなりました。今放送中のトヨタ自動車のテレビCMに鯨とソプラノ・サックスとの“デュオ”のシーンがあります。この組み合わせは忘れた頃にフィーチャーされます。私が覚えているところではおよそ20年前の保険会社のCM、そして90年の日産自動車のCMです。どちらもソプラノ・サックスはポール・ウィンターです。ポール・ウィンターの音楽には鯨とイルカの声が演奏の中に収録されています。
■折しも月曜日に勤務校の秋の社会見学で二見シーパラダイスに行ってイルカと遊ぶことができました。写真の手は私の手です。イルカが人間と遊ぶスタンスは自閉症スペクトラム障害の人たちへのサポートの理想のスタンスかも知れません。つかず離れずの距離をおいて、寄り添って…いつも、どう?…と尋ねてくれて、でも、がんばって答えてくれなくていいよ、ぼくが必要ならその分いっしょにいるよ!とメッセージを伝えてくれているようでした。自閉症のお子さんのセラピーにイルカとのセッションが行われている理由がよくわかります。
■奈良市音楽療法研究会編集『奈良市 音楽療法士への道』(法政出版 1997)にこんな記述があります。「フランスのある音楽療法では、『新生児に音楽を用いるとき、弛緩を喚起するものからはじまり、次第にテンポをゆるやかにする。それは4曲の子守歌からなり、その1つに《鯨の声》が使用されている』(ジャック・ジョスト 永田丕訳『フランス音楽療法』 リブロポート 1994)という。A君のようにゆっくりと成長発達する子どもには、胎教音楽のようなものから提供していけばよいと考えた。なぜなら、鯨の声が入っているCDを流したときのA君の反応は、安心し、リラックスした状態の時にみられた微笑だったからである。」 たいへん示唆に富むセンテンスです。
■この本にはサックスを使ってセラピーをする音楽療法士のレポートがあります。大阪芸術大学の野田燎先生も音楽運動療法でサックスを使っています。媒体は何でもいいけどサックスは魅力的です。
2004/10/17
枯れ草のにおい
■10月のポコ・ア・ポコは21家族のみなさんに来ていただきました。ちょうどフロアいっぱいの輪ができました。たくさんでしたが落ち着いた空間でした。お母さんとお父さんが乗っていただくとお子さんたちも集中してくれます。参加のみなさんに感謝しています。
■昨日100円ショップでサックスのクリスマス曲集のCDを買いました。バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」はアルトサックスのソロで100円とは思えない買い物です。演奏者の名前はどこにもなくて、これが残念です。演奏は演奏家にとって分身であるはず。“作品”は“重い”ものです。夜、そっとサックスを吹きました。リードには“2001.6.8”の文字がありました。もっと吹いてあげないと!
■午前中は団地の草取りでした。枯れた夏草のなんといいにおい! 麦藁のにおいです。秋の陽に輝いていて刈ってしまうのがかわいそうでした。
2004/10/11
秋の空
■先月の台風21号の対応からふだんの備えの大切さを痛感しています。気象、道路、河川、自治体の対応などの最新の正確な情報をきめ細かく集めて総合的に判断しなければなりません。スクールバスの係なので台風が来る度にテンションは120%になります。
■この写真は台風22号“マーゴン”一過の日の夕空です。FinePix4800Zのデフォルトで撮ってこの出来は出来過ぎだと思います。いじりようがない。そもそもFinePixのデータはいじれないのですが…。構図もまずまず(^_^) でも、サンルームのフレームが歪曲しているのは気持ち悪い!
■LaVieGのWindowsXPにServicePack2をインストールしました。インストールの小1時間はモニタとにらめっこでした。HomePageBuilderからしばらくサーバにつながらなくて焦りました。転送モードを変更してやっと解決しましたがその間サイトは真っ白でした。このごたごたのついでにHomePageBuilderの修正プログラムもインストールしました。SP2はいろいろ御利益?があるようですが私のLaVieGは起動が安定して速くなったようです。
■YahooオークションでMS PhotoDraw2000ver.2を落札してやっとのことでバージョンアップができました。落札から商品の到着まで迅速スムーズで出品者を「非常に良い出品者」と評価したところ、逆に私を「非常に良い落札者」と評価してもらってびっくりです。落札者が評価されるとは知らなかった! 写真のレタッチはPhotoShopLEでしていますがPhotoDrawは拡張子mixのファイル操作が感覚的に分かりやすいので私は隠れファンのひとりです。
■しばらく穏やかな天気が続きそうです。玄関横のキンモクセイが香り、団地の並木のハナミズキは赤い実をつけています。秋の日差しに輝く立ち枯れの夏草のなんと美しいこと!
2004/10/04
イチロー
■イチローがアメリカ大リーグの年間ヒット数新記録を達成した。その日のNHK-TV夜7時のニュースのトップ17分間がイチローだった。彼のコメントがすごい。「ドキドキする感じやわくわくする感じ、プレッシャーがかかる感じは僕にとってたまんないですよね。勝負の世界にいる者の醍醐味ですよね。」だからこそ今までの彼と今日の彼があるのだと思う。勝負の世界にいなくてもわくわくドキドキ、そしてプレッシャーは大事だ。感動する心は大切だ。
■土曜日に勤務校の運動会がありました。「度会の中心で愛をさけぶ」で子どもたちひとりひとりの「愛」を「さけぶ」シーンがありました。胸が熱くなりました。
■古本屋で新しい古本を2冊買いました。アレックス・ロビラ&フェルディナンド・トリアス・デ・ベス、田内志文訳『グッド・ラック』(ポプラ社 2004)と日野原重明&乙武洋匡『65 27歳の決意・92歳の情熱』(中央法規 2003)です。『グッド・ラック』が希望のファンタジーなら『65 27歳の決意・92の情熱』はそのリアリティーだと思う。そして、共通していることは「幸運は自分の手でつかみ取ること」を示していることだと思う。
■台風21号の対応で走り回って大汗をかいて、サウスシーブルーで書いた大事なメモがその汗で消えてしまいました。やはり仕事用インクは水に強くないと困る。となるとパイロットのブルーブラックかな…
下鴨納涼古本まつり
京都下鴨神社薫の糺の森が会場の下鴨納涼古本まつりに行ってきました。古本まつりなるものに行ったのは初めてで、しかも神社の境内なので見るものすべてが新鮮でとても面白かったです。この古本まつりを知ったのは県内の古書店のインスタグラムです。時間ができたので思い立って行った次第です。小...
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4家族のみなさんに来ていただきました。4家族は日曜日のポコ・ア・ポコでいちばん少人数のように思います。少ないと子どもたちのことがよくわかるし、また、子どもたちもその空間を等分する割合の大きさを実感します。いつも小さくなっている小さなお子さんはこのときとばかりグッズの袋と開けようと...
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この4月に勤務先の病弱特別支援学校が再編されて校名も新しくなる節目を迎えるに当たり、病弱教育の歴史の一端を紹介する機会がありました。 「病弱教育は明治時代に三重県で始まったとする説があります。「三重県学事年報第九 明治二十二年」には、三重県尋常師範学校の生徒の約6割、70人余が脚...
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新年早々の大きな地震で防災意識が下がっていたことを痛感。 元旦に届いた2冊の本は、上野千鶴子著『八ヶ岳南麓から』(山と渓谷社 2023)と上野の森美術館の「遠藤彰子展 魂の深淵をひらく」図録(上野の森美術館 2014)です。 上野千鶴子著『八ヶ岳南麓から』は著者が20年前に建てた...