2007/07/22

映画2本

ポケモンの2007年の映画はますます“哲学”の深みにはまってしまったようです。SF作家たちがいつか突き当たる“哲学”は時間と場の整理です。これはよくある話ですが、ポケモンの2007年の映画はその解決策を音楽に設定しています。草笛で奏されて受け継がれた「オラシオン」という短い曲がメガシステムで街に響き渡るとき、あり得ない遭遇で始まった戦いが終わるというものです。あり得ない、というのは、同一の時空間で存在するはずのにない「神と呼ばれしポケモン」のディアグラとパルキアとの遭遇です。時空間の歪みがその原因とされているようですが、その歪みを間接的に特定の音楽があるべき秩序に戻すという発想が音楽療法に通じる概念だと私は思います。「四次元を構造化する音楽」という私の持論にも通じる。「オラシオン」のメロディーを決めるに当たって音楽的にどんな手法が取られたのか興味津々です。ここまで子ども向けのアニメを考えなくてもいいのですが、ポケモンの映画のスーパーバイザーは高校時代のクラスメートで、最終的に彼の判断で作られた映画は他人事ではないように思ってしまいます。ポケモンの映画は年々哲学的になって来ています。小さな子どもには難解極まりないこの夏の映画です。

昨夜、NHK-BS2で映画「ドラムライン」を放送していて最後まで観てしまいました。アメリカの大学のマーチングバンドの話で、ストーリーはとりたてて云々するほどではありませんが、演奏そのものがすごかった。リズムの魅力とパワーを堪能しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...