2009/10/23

『やがて目覚めない朝が来る』

週末を迎えて開く本、先週から読んでいるのは大島真寿美の『やがて目覚めない朝が来る』(ポプラ社 2007)です。帯の言葉は「やさしく、うつくしい時間を、私たちはともにしている。」です。大島真寿美の本には学校に行かない子どもがふつうに登場します。学校に行かないことがトピックにすらならない物語です。学校に行かないことは物語の背景のひとつとしてそっと描かれているだけです。学校に行っていても宿題のことがそっと描かれているだけなのです。学校という仕組みの枠外で物語は何の差し障りもなく進んでいきます。そんな世界があるということ、そのこと自体が新鮮であり、少しばかり心もとなくもあるところが私の複雑なところでもあります。
南こうせつ「サマーピクニックフォーエバー in つま恋」2009/9/20のハイライトがNHK-BS2で放送されて録画したものを少しずつ観ています。見応え聴き応えのあるライブです。この番組は出演者の生まれた年がテロップで出るところが興味津々です。50代から60代のなんと元気なことか! そして、音楽的に進化しているところがすごい。奏で続ける者のみが得る表現だと思います。まだ全部を観たわけではありませんが、尾崎由美(Vo & Piano)と小原礼(EB)のデュオの「オリビアを聴きながら」が圧巻です。ピアノ(MOTIF)とエレキベースのみの伴奏はもはや伴奏ではなく、「ヴォーカルとピアノとエレキベースのための“オリビアを聴きながら”」という表題がふさわしい音楽性があります。

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