
15日金曜日にヤマト福祉財団の「障害がい者の働く場パワーアップフォーラム」に参加しました。はじめに理事長か らヤマトホールディングスの経営理念について説明があり、その潔さと躍動感に圧倒されました。 システムの高度化、創造、開発を通じて豊かな社会の実現に貢献するという明確なミッションとやり抜く強い意志が持続ある成長を生み出す。社会、顧客が求めるサービスを敏感に捉え、時には潜在的なニーズを掘り起こす。経営品質という点で公教育が学ぶべきことは多々ある。
続いて、社会福祉法人共生シンフォニーの理事から、ビジネスの手法を取り入れることで経営を改善させ、障がい者が経済的に自立する姿が紹介されました。その話の中に「ブランディング」という言葉がありました。Wikipediaによれば「企業ブランディングとは、企業経営における第5の経営資源といわれる「ブランド」を戦略的に高める施策、方策のことである。特に社会における企業信頼を高める方策のことを指して「企業ブランディング」と言う。」とのこと。確たる理念のないところにそもそもブランドは生まれようもないが、社会福祉法人の作業所がブランドを確立させたプロセスからもまた学ぶものがあります。それは障がい者の尊厳をしっかり認識することで、自己変革を伴うことでもあろう。「障がいがあるからこのくらい」ということではない。「できない理由をいうとそこで止まる。できることを考える。」とはフォーラムの最後の理事長の言葉。それが殻を破る可能性を生む。わずか1日の研修でしたが私にとっては大きな節目となり得る1日でした。
この日は休暇を取って行ったので秋葉原に寄って来ました。目的の店に行くとそこは大通りから少し入った所の間口2間ほどのビルの1階のテナントで、手書きの店名の紙がガラス戸に張ってあるだけの、箱に入ったままの商品がある倉庫のような店でした。「通販なので袋もなくて・・・」と言って事務机の引き出しから出してきたのは他店の紙袋でした。でも、店の人たちは楽しそうで活気がありました。これで商売になるのがネット通販であり、また、秋葉原なのかと思いました。ヤマト福祉財団の理事長の話にあった「セグメント」という言葉を思い出しました。屋台村の生ビールとケバプが驚くほど美味でした。
2010/10/17
ヤマト福祉財団「障がい者の働く場パワーアップフォーラム」
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