AKB48を聴くようになるとは思わなかったのですが、インプレッサのHDDナビにあって少しずつ耳が慣れてきた感があります。大勢で歌うので合唱の様々な技法を使えたり、また、そのことで楽曲に安定した構造を使えたりすることがあるのでしょうか。一見斬新なスタイルですが音楽として押さえるべきところはきちんと押さえているので聴きやすいように思います。そして、前向きなメッセージもメジャーになるために必要でこれも押さえている。震災の被災地でトラックのステージでAKB48がコンサートをして、ふだんならおよそAKB48など聴きそうにない中高年の人も楽しそうに聴いていたようすを伝えるニュースは印象的でした。「総選挙」は理解できないものの日本に「元気」をくれていることは確かで、また、楽曲の安定した構造と売り込みのための細かな作り込みという手法は他分野でも学んで活かすものがあるように思う。音楽だけでなくアナリーゼ(分析)の対象として興味深い。そういいながら私はメンバーの顔と名前の一致だけは1年かかってもできないだろうとも思うのだ。
今夜のNHK、ETV特集は「細野晴臣・音楽の軌跡 音楽家が向き合った3.11」で、しっかり観たわけではありませんがその音楽はディープという形容詞の意味がすっと落ちるものでした。曲は「SMILE」でした。先週のETV特集の「カズオ・イシグロをさがして」もディープでしたがこちらは文学です。文学+映画、かな。NHKの映像も深みがあって録画をしっかり観たいのですがいつになるのだろう。
2011/05/29
AKB48、細野晴臣、カズオ・イシグロ
登録:
コメントの投稿 (Atom)
下鴨納涼古本まつり
京都下鴨神社薫の糺の森が会場の下鴨納涼古本まつりに行ってきました。古本まつりなるものに行ったのは初めてで、しかも神社の境内なので見るものすべてが新鮮でとても面白かったです。この古本まつりを知ったのは県内の古書店のインスタグラムです。時間ができたので思い立って行った次第です。小...
-
4家族のみなさんに来ていただきました。4家族は日曜日のポコ・ア・ポコでいちばん少人数のように思います。少ないと子どもたちのことがよくわかるし、また、子どもたちもその空間を等分する割合の大きさを実感します。いつも小さくなっている小さなお子さんはこのときとばかりグッズの袋と開けようと...
-
この4月に勤務先の病弱特別支援学校が再編されて校名も新しくなる節目を迎えるに当たり、病弱教育の歴史の一端を紹介する機会がありました。 「病弱教育は明治時代に三重県で始まったとする説があります。「三重県学事年報第九 明治二十二年」には、三重県尋常師範学校の生徒の約6割、70人余が脚...
-
新年早々の大きな地震で防災意識が下がっていたことを痛感。 元旦に届いた2冊の本は、上野千鶴子著『八ヶ岳南麓から』(山と渓谷社 2023)と上野の森美術館の「遠藤彰子展 魂の深淵をひらく」図録(上野の森美術館 2014)です。 上野千鶴子著『八ヶ岳南麓から』は著者が20年前に建てた...
0 件のコメント:
コメントを投稿