2019/04/01

映画「ボヘミアンラプソディ」

先日、映画「ボヘミアンラプソディー」を観ました。クィーンをホールやシアターで大音量で聴いたことがなかったので音のクオリティにまず驚きました。そして、クィーンが安泰に甘んじることなく常に新しい音楽を求めて止まなかったこと、あと、やっぱりロックは小難しい音楽だとあらためて感じたことが発見でした。

クィーンがなぜ新しい音楽を追い求め続けたのか、そもそもそういうメンバーが集まったからと、そう言ってしまえばそこで終わりであって核心のところは見えない。もちろん簡単にわかるはずもない。でも、クィーンを聴くたびにそうしたひっかかりがよぎるのはその音楽の中にたしかに何かが、彼らの中に何かがあるから何度も聴き入ってしまうのだろう。彼らはなぜそんなにもクリエイティブ志向だったのか。注ぎ込んだエネルギーは計り知れない。人を突き動かすものは一体何なのか。映画に流れる音楽も似たものはひとつもなかった。

ロックというカテゴリーの音楽を聴いていると堅苦しさを感じることがあります。映画の中のクィーンの音楽も然りでした。クラシック音楽のような構造とどこか共通するところがあるように思います。音楽がきちんと機能するべくがっちり構築された構造物として音楽が迫ってくるような感じとでもいうのだろうか。ギタリストがヴィヴァルディの「春」やパッヘルベルの「カノン」をエレキギターで弾く動画はYouTubeで何本かアップされています。ベートーヴェンのピアノソナタの「悲愴」や「月光」もギタリストの琴線に響くようだ。ロックはパンクなど多くの派生を展開していきますが当の本人たちはそのわずかなちがいにこだわると聞いたことがあります。「音楽性のちがい」と表現されるところだろうか。その堅苦しさは、でも、私にとっては心地よさでもあります。だから聴く。

ロックはライブがいちばんだと思っています。音はその周波数にふさわしい空気の振動に乗ることで一段と美しく力強く伝わる。YMOも加藤和彦もライブで聴いたのは40年も前のことですがそのときの感覚は身体が覚えている。映画「ボヘミアンラプソディー」はライブではありませんが音質のよさは堪能できるものでした。もちろんフレディーの歌は最高でした。

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