小学校で行うミュージック・ケアのセッションの打ち合わせで、子どもたちに新聞紙を持って来させるときに新聞を購読していない家庭への配慮をお願いしたいと伝えたことがあります。7~8年前のことです。新聞の購読数は今はもっと減っていることと思います。昨年、夕刊の配達がなくなってからというもの、私は新聞を読むモチベーションが下がってまとめ読みをするようになってしまいました。今日もここ2~3週間分の朝刊に目を通しました。夕刊に比べると私が関心がある記事の割合は少ないのですがそれでも夢中になってしまいました。
そうして新聞の醍醐味を味わってから観た「BSスペシャル メディア砂漠のなかで進む分断
アメリカ大統領選挙」(NHK-BS
8/29)は衝撃的でした。広告がネットに流れて地方紙が廃刊に追い込まれ、SNSなどを通して偏った情報に接することで“分断”が広がっているとのことでした。その映像は目を疑うばかりでした。アメリカのメディアといえば1970年代にウォーターゲート事件を暴いて大統領を辞職に追い込むなど政治を監視して民主主義を守る役割を果たしてきたはずでした。今もそうしたメディアはあるにしても偏向報道を“売り”にしていると思われるメディアが勢力を拡大していることに背筋が寒くなる思いがしました。数時間前に紙面で読んだ新聞とのギャップはあまりに大きなものでした。アメリカ大使館のこの記述は今や過去のものなのか。
私は1紙を紙とウェブで購読し、もう1紙をウェブで購読しています。紙媒体の新聞に長年親しんできたのでウェブでも紙面ビューアなるもので読まないと見落としが出てしまいます。不思議なものです。コンビニを使って残そうではありませんが購読して新聞を残そうと思うのです。
2024/08/31
あらためて、新聞
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