昨夜のNHK-TV「ドキュメント72時間」は「冬の長野 峠の水くみ場で」で登場した人たちの立ち居振る舞いと話、そして、峠の風景に惹き込まれてしまいました。場所は長野県旧中山道沿いの峠の水汲み場です。標高は1300mだとか。取材は12月半ばの3日間で薄っすらと雪景色になる天気で気温は-5℃だとか。水を汲みに来た地元の人の話ではそれでも「暖かい」そうで-10℃になることもあるとか。遠くは東京から来た人もいましたが地元の人たちの生き生きとした身のこなしと話の深さのようなものはたいへん印象的で昨夜も今朝も録画を観返してしまいました。
「雪国に暮らすと人は運命論者になる」と、雪との闘いの厳しさを譬えた話を聞いたことがあります。最近の大雪を伝えるニュース番組でもそうした営みが伝わってきます。朝昼夕と1日3回の雪かき、そして、屋根の雪下ろしと、その消耗をわが身のこととして想像することはできない。72時間の舞台となった水汲み場の雪はそれほどでもなさそうですが-5℃や-10℃という冷え込みの中で見せる生き生きとした姿の元となるエネルギーはどこから来るのだろうか。多くの人は素手でしたが私は車山高原の登山口駐車場の-9℃の中で素手で着替えとアイゼンを着けていたところすぐに指先の感覚がなくなって下山までしばしば懐に手を入れて温める羽目になりました。慣れるとそうでもないのだろうか。ちょっと信じられない。驚きの光景でした。
2月初めに伊那市の小学校の公開研究会に参加する予定です。参加申し込み前から気象情報の天気と気温をチェックしていますが朝の冷え込みは氷点下が続いています。その小学校の公開研究会は例年2月最初の土曜日に行われます。いつだったか雪の中央道を走って参加したことがあります。ホテルの前の道はガチガチに凍っていて小学校も雪は止んで青空が見えていましたが一面の積雪でした。子どもたちはヤギの世話などで忙しく活動していました。そんな毎日に慣れっこな姿でした。伊那は惹かれるところです。身軽だったら移住したいと、そんなこともよく考えますが冬の厳しさを思うと1年を通して伊那で暮らす自信があるとはいえません。でも、伊那の人たちは子どももおとなもそこで暮らしているのです。もっと寒さが厳しいところで暮らす人もたくさんいます。人が「そこ」に住まうということはどういうことなのかと思い巡らせてしまいます。
また、この番組では「信州ということ」が全面になっているように観ました。ある男性が「信州人」という言葉を使ったのでその印象がより強くなりましたが「信州」という呼称がなくても惹かれるものがあったと思うのはどうしてだろう。
研究会は2月7日土曜日です。国道19号線から権兵衛峠越えのルートを考えていますが凍結の可能性が大きいので一思案です。