2017/11/23

ステップワゴン

縁あって今月半ばからステップワゴンRG型に乗り替えました。初登録から丸10年経過していますがあまり距離を走ってなくて機関はすこぶる良好です。低重心でヘッドがすっと向きを変えるクイックさがあるので運転そのものが気持ちいい。車は思いっきりアグレッシブなタイプが好みですがこうした少し古いめの車をていねいに乗るのも粋なものと思っています。車が動かなくなるか、私が動かなくなるか、そこまで乗れないかもしれませんが大切に長く乗っていきたいと思っています。

今回は車庫証明だけでなく移転登録まで自分で手続きをしてみました。こうした手続きは構造化して考えると難しくないものですが、自動車取得税申告の様式だけはわけがわからず、かといってここまできて代書に頼ってなるものかとスマホで調べて記入しました。結果オーライで保険関係も一気に変更手続きを済ませました。筋書き通りに進んだのですっとしました。また、運輸局の光景も興味深かったです。自動車関連の仕事の人がほとんどだと思うのですが、もちろん、私がふだん出会うことが少ない人たちです。仕事がちがうと何がいちばんちがうか。それはスピード感のようなものだと思います。運輸局での待ち時間はそれが新鮮でそれとなくマンウォッチングしてしまいました。同時に私もまた少しばかりの違和感をもって見られていたことでしょう。エトランゼというフランス語があります。若い頃はそんな言葉に憧れたものですが、如何せん、エトランゼになる時間はずっとありませんでした。「人は本から学ぶ。人は旅から学ぶ。人は人から学ぶ。」先週、ある講演でそう聴いて妙に印象に残りました。

何も予定がない休日は3週間ぶりで、今日はステップワゴンの内装の掃除をしました。電解水なるものを初めて使ってみました。ダッシュボードやシートなどに使ってみるとほどほどの洗浄力で、そもそも100%水なので素材に悪影響があるわけでもなく、水拭きと併せて手触りもすっきりしました。驚いたのはシートの汚れ落としで、ベージュ系のシートの茶色の汚れがきれいに取れました。電解水だけだと目の奥の汚れが残りましたが歯ブラシを使うと生地の奥まできれいになりました。ステップの樹脂の汚れも電解水と歯ブラシでおもしろいくらいきれいになりました。内装全体の掃除にはあと半日くらいかかりますが少しずつ楽しみながらの作業となりそうです。

また、ETCの再セットアップとマイレージ変更登録もすませたので通勤時間帯の高速料金も半額とすることができて一安心です。次はボディの板金修理です。

2017/11/11

アスコットタイ

先週末、京都に行くことがあってコートを持って行くかどうか迷いました。暑かったら荷物になるだけだろうと厚めのジャケットのみで行ったら失敗でした。日が陰ると京都はすでに冬空で風が冷たかったです。コートの代わりというわけではないのですが、アスコットタイを鞄に入れたのを思い出して着けると思いのほか暖かくて助かりました。

ところで、今回アスコットタイの結び方が気になって、ネットで調べて初めて正しい使い方がわかりました。正しい使い方はしっかり締めるところとふわっと形を作るところが明確に分かれており、見かけはふんわりとしているのに緩まず形がくずれないのです。なるほど!と妙に納得してしまいました。こうなるとアスコットタイへの関心度が高まります。ネットでは咽頭がんで気孔を開ける手術を受けた人がアスコットタイで異物が入るのを防いでいることを知りました。バンダナも同じように使えますし、QOLという点でグッドアイデアと思いました。

今年の冬の訪れは早く、また、寒さも厳しいようです。最近、電車やバスで移動することが多いので好きなコートを着る機会が増えるのは楽しみです。

2017/10/22

先々週末と先週末と今週末

先々週末は京都で教育学の講義を聴講していました。大学の講義然とした場は大学卒業以来のことでとても新鮮で、同時に、学術的な基礎研究の重要性を身をもって知った思いがしました。授業の構造やそこにある力学のようなものの捉え方や意味、また、多様なe-Learningの現在を知って取り残されてしまったかのような焦燥感を感じました。SPSSの分析は私の理解を超えるところもありましたが、研究を進めるに当たって押さえておかないといけない基本的なイメージは何とかつかむことができたと思っています。ものごとをていねいに考えることは常々自分に言い聞かせているつもりですが、アカデミックな研究の手法の緻密さに圧倒されました。少しでも近づきたいと思いました。

また、大学はつくづく面白いところだと思いました。キャンパスも建物も新しくなってすごくきれいで、食堂のメニューも手頃な値段で美味しかったです。三々五々集う学生のスタイルもまちまちで私のようなおよそ学生のイメージからかけ離れた御仁もちらほら。食堂の私の横のテーブルでは小学生の女の子3人が大きなガリガリ君やケーキを食べていたのですが、まるで自分の学校かショッピングモールのフードコートにいるかのように落ち着き払っているのです。どう見ても冷房の効いたところでしばしの休憩という様子です。食堂の隣はセブンイレブンです。休憩場所にもってこいなのでしょう。学食にとけ込んでいるところが面白く思えました。

先週末はアンリ・カルティエ=ブレッソンの映画を観る機会がありました。彼の名前は時々見かけたことがありましたがこうして生涯にわたる仕事、作品を見たのは初めてでした。決定的瞬間とか瞬間の芸術とか彼の作品にはこれ以上はないと思えるタイミングと構図があります。でも、それはカメラを構えてずっと待っていただけではなく、例えばポートレートならコミュニケーションをとったり、街を撮るならそこで空気のように馴染んだりと、そこにある、起こっていることをストレートに撮るための動きがあったのです。構図の巧みさは画家を志した絵心ゆえでしょうか。ため息が漏れるほど構成的で人物の表情も絶妙だと思います。

今週末は勤務している病弱特別支援学校の学校祭でした。一堂に会した小学部と中学部、高等部の子どもたちの真っ直ぐなまなざしと声がやわらかくしなやかに、おだやかに流れる時間は何ものにも代えがたい大切なものに思えました。

今日は台風明けの晴天を見込んでたまっていたワイシャツをまとめて洗濯しました。なんと9枚もありました。

2017/10/10

一太郎2017

一太郎2017をThinkPadX260にインストールしました。今更ながらの感がありますが縦書きのときATOKを使いたかったのでタイムセールを待っての購入です。一太郎2017はおまけみたいなものですが日本語と日本語文化に特化した機能や使い勝手があっていぶし銀の魅力があると思っています。ファイルを共有するときはWordに変換するだけで、仕事の文書や表などが含まれる文書ははじめからWordで作成すればいいわけです。ユーザーのオンライン登録でIDを確かめたら1997年の初登録のようでした。ちょうど20年前のことでWindows95当時です。その頃購入したIBMのデスクトップAptivaに付いていたアプリケーションのユーザー登録をしたときのものだと思います。そのソフトが何だったかが思い出せないのが歯がゆいところ。ATOKは、しかし、英語キーボードなのでどれだけ使えるのかわからない。そもそも英語キーボードなので入力システムはIMEとATOK、USの3つを切り替えながらでないと入力できない文字や記号があってややこしい。でも、すっきりしたデザインが好きなのでIntel MacBook proを使い始めたときからのチョイスです。たぶん12年前のことです。職場ではノートパソコンに青軸のUSゲーミングキーボードをつなげています。このThinkPadとともにキーボードが指にしっくり馴染むと自然体で仕事ができるように思います。とりわけ青軸はピアノを弾くときの感覚に似ています。初めてロードレーサーをオーダーしたとき自転車屋の店主が「身体に触れるパーツだけはいいものを使う」と言ったときのことが思い出されます。

2017/10/03

「予感」2題

先月、ふとしたことで映画「アンタッチャブル」のショーン・コネリーを思い出して今一度映画を観ました。この映画を初めて観たのは20年以上も前のことで、ケビン・コスナーを知ったのもこの映画でした。以来、ケビン・コスナーはお気に入りの俳優のひとりで、「JFK」で着用の眼鏡を調べて似たデザインのものを買い求めたこともあります。先月末に公開された「ドリーム」も早く観たいと思っています。でも、今回はジム・マローン役のショーン・コネリーなのです。シカゴ市警でパトロール20年のリタイア前の「しょぼくれた」巡査ジム・マローンがエリオット・ネスからアル・カポネを挙げるチームに誘われたとき、いつかそんな時がくるのではないかと心のどこかで予感がありながらそれを打ち消そうとしてきた逡巡と不意を突かれた姿に自分を重ねてしまいました。リタイアが近づいた時だからこそ動く心があります。当時コネリーは58歳で、舞台設定の1930年当時のリタイア前の役作りなのでやや老け感が目立ちますが存在感は圧倒的です。私は存在感は彼の十分の一もありませんが歳のとり方のモデルのひとりと思っています。彼はこの映画でアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。モリコーネの音楽も素晴らしい。

土曜日の京都行は途中寄るところがあって車で行きました。往復の道中に聴いたのはNHKスペシャル「至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎 The Mystery of Stradivarius」のDVDの音楽でした。往復300kmずっと聴き続けました。テレビ番組そのままですが全編にわたってバイオリンの演奏が流れます。千住明の音楽がとてもいい。バイオリンという楽器しか奏で得ない情感があるように思います。音楽心が掻き立てられます。今日はそのCDが届いて聴きながらThinkPadに向かっています。この番組に登場する日本のバイオリン制作者の窪田博和氏は名古屋の弦楽器専門店シャコンヌ(株式会社)の代表取締役会長で、私の弓の毛替えはここでしてもらっています。彼の手によるニューのクオリティは相当なものだとか。彼のバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスだけを使った演奏会もあったようで次の機会があればぜひ聴きたいと思っています。バイオリンは心を波立たせる音楽を奏でます。こちらもキーワードは予感、か。

2017/09/30

「自閉症アバターの世界」

木曜日に風が変わりました。午後から北よりの強い西風が吹いて灰色の雲がかかって寒々とした光景となり、帰路は上着を着ました。寒冷前線の通過とはいえもうすぐ10月、一気に衣替えモードとなりました。今年のクールビズは9月末までです。

今週放送されたNHK-ETV「ハートネットTV」の「自閉症アバターの世界 第1夜 脳内への旅」「自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる」を観て新たな文化に触れたように思いました。仮想空間「セカンドライフ」はそういえばそんなのがあったなぁというくらいの理解でしたが、近年は「人口」が減ってきた中で自閉症の人たちがそこに集い、共感し合いながら自分らしさを表現していると知ってシルバーマン著「自閉症の世界」の記述を思い出しました。ネット上でつながる自閉症の人たちです。現実の音声によるコミュニケーションと仮想空間の文字のコミュニケーションのそれぞれの微妙なちがいも興味深く思いました。英語の特性もあると思いますが、音声にしろ文字にしろ自閉症の人たちには英語の方が言葉を発するときのエネルギーが少ないのではないかと思いました。日本語と比べてのことです。英語は助詞がなく語順でニュアンスの妙を伝える場面が多いように思うからです。番組の録画はまだ1回観ただけですが学ぶことは多々あります。池上英子の著書「ハイパーワールド:共感しあう自​閉症アバターたち」(エヌティティ出版 2017)を取り寄せることにしました。

英語ということだけでなく、文化という点で番組のロケーションもセカンドライフもアメリカ以外のどこでもないという印象があります。一言ではやはり多様ということか。いろんな意味での多様さで、ベースとなるあり様はリベラルです。池上英子が社会学者であることも、そうした人文系基礎研究を行う環境があることも、また、その環境の物理的な豊かさも然りと思いました。

NHKハートネットTVサイト
池上英子サイト

今日は京都に行っていました。季節も天気もいいのにカーテンを閉め切った部屋で半日パワーポイントのスライドを見ていました。来週末の3連休も京都で缶詰めでしばらく京都通いが続きます。

2017/09/17

「私たちの音楽」

弦楽器専門店シャコンヌのカレンダーをよく見ると休日と思しきピンクのマーキングの日がどこかおかしいことに気づきました。8月にないはずの9連休があったり、9月にあるはずの3連休がなかったりで歯を磨きながら一瞬目が点になりました。よく見ると右下に「Shop Closed(休日)」とありました。このカレンダーの写真はアマティのバイオリンの表と裏、横から撮った写真3枚が白をバックに整然と並んでいて見ていると美術作品を鑑賞しているようです。ストラディバリよりやや細身でコロッとしているところは私の楽器と似ています。

そのアマティからウィーン・フィルハーモニー管弦楽団につながって、Wikipediaでこんな言葉を見つけました。ウィーン・フィルの「演奏はウィーン・スタイルであり、ウィーンの音楽センス(“私たちの音楽”)を持った指揮者でなければ指示に容易には従わない。」・・・「私たちの音楽」・・・私の中である言葉と結びつきました。“My Tribe”です。これはシルバーマン著「NeuroTribes: The legacy of autism and how to think smarter about people who think differently Kindle版」のあるレビューの見出しです。その読者はおとなになってからアスペルガー症候群と診断を受けた当事者で、この本を読んでthe Neurodiverse and Neurotypical world(神経多様性と定型発達のどちらの世界)にも有益であることに感謝の意を述べています。(要約です)見出しの「My Tribe」が表すものは、この本の表題「NeuroTribes」に少なからず我が意を得たりと通じるものがあったからでしょう。それを「My Tribe」というのは、性格でもなく嗜好でもなく、病気でも障害でもなく、自分のありのままの姿そのものということではないでしょうか。もちろんポジティブとしてです。そうしたことを考えつつ、今までの経緯を見極め、今の姿を見極め、そのうえでこれからどうしていくかについて言葉を交わしていかねばならないと考えます。その中で大切にしていきたいのは「私たちの音楽」なのです。

2017/09/04

映画とファッション

この土日は細々した用事で過ぎました。日曜日は早朝から町内一斉清掃で、その勢いで自宅の庭の草刈りをしていたら蜂に刺されました。蜂に刺されるのは小学生の時以来で胸騒ぎがしたのですぐに市内の休日診療所に行きました。大事には至らなかったのですが、概ね2週間以内にもう1度刺されると稀にアナフィラキシーショックを起こすことがあるが今年は多いので気をつけるようにと聞いてまた胸騒ぎがしました。子どもの頃、虫刺されは日常的なことでしたがいつしか弱気になっていたようでした。

土曜日は立ち寄った衣料品店で季節の移り変わりを目の当たりにしました。そういえば、ここしばらく細切れながら観た映画でもなぜかファッションに目が行きました。「ココ・アヴァン・シャネル」はココ・シャネルの審美眼が生み出す新しい時代を切り開くデザインであり、「秘密の花園」ではメアリーのえんじ色のニットの帽子のかぶり方が醸し出すエレガントかつ自立した魂を彷彿とさせる彼女の芯のあるしなやかさでした。やはり服選びと着こなしは大事とあらためて思いました。「ココ・アヴァン・シャネル」も「秘密の花園」も主人公の眼差しの強さが印象的で映画のメッセージを一層際立たせているように思いました。

2017/09/02

9月1日の空

8月末の季節の変わり目は劇的でした。前日までの蒸し暑さから打って変わって乾燥注意報が出るほどの過ごしやすさで終日エアコンのスイッチを入れることはありませんでした。仕事も前日で一区切りがついていて、9月からの新しいスタートに備えて様々思い巡らせながら準備をしていました。

9月1日、2学期のスタートはどこまでも青く広がる雲一つない青空の下、本校と分校、病棟や病室を回って始業式を執り行いました。病院に入る前にタブレットで空の写真を撮りました。病院内教室と病室でその青空の写真をタブレットで見せて「これなあに?」と聞きました。「海!」「空?」「何も写ってない!」 すごいね! どこでも正解がありました。今日の空でした。次に病院の建物も入った写真を見て子どもたちは満足そうでした。9月1日の空は雲ひとつない大きくて高くてどこまでも青い空でした。

2017/08/30

夏の終わりに思う

まだまだ暑さ厳しく夏は終わらないのですが、8月の終わりが近づくと過ぎ行く夏休みを惜しむ子どもの頃の漠然とした季節感が甦ってきます。夏休みが終わって授業が始まる9月1日は子どもの自殺が1年でいちばん多いので各方面からたくさんのメッセージが届きます。こうした社会は誰も望まなかったはずです。事は9月1日だけのことではないと思っています。いろんな子どもたちがいっしょにいておだやかな空気感に包まれる空間を生み出すことに知恵を寄せ合いたいと思う。

この土日は岐阜市で開催の日本育療学会に出席していました。初日には日本育療学会のヒストリーと周辺情報の講演もあって収穫大でした。すべての事象には必ずわけがある。経緯がある。見えてないところに核心の意味があるのだと思っています。同時に、今はなきものにも今に至る経緯が必ずあります。想像力を意識して働かせ、過去から学び、今を作り、未来があるために語り伝えたい。そのために核心を探り求めたい。

この夏にとりわけ関心を寄せたのは鯨岡峻先生の関係発達の考え方です。鯨岡先生の著書はプレミアム付きを除いてほぼ全点をそろえることができました。その全てを読み通すのは時間的に難しいので今は自分のアンテナが反応するところからあちこち啄むようにして読んでいます。鯨岡先生は関係発達の「論」に留まらず、いつか鯨岡先生ご自身が研究の対象となるように思います。

リペアショップから連絡があって革のリュックの修理が終わったとのことです。

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...