昨年度まで勤務していた病弱の特別支援学校の分校祭でした。先月は本校の文化祭で、両日とも開会式に続いて校歌が披露されました。曲は私が手がけたのですが伴奏は躊躇するところがあって付けずに渡しました。果たして、伴奏は各校の音楽の先生が付けるところなって、両日ともそのセンスに脱帽してしまいました。披露なので先生が歌って子どもたちに紹介する形で、それぞれの伴奏と先生方の歌がいっしょになってこの校歌ありと心に響きました。歌はこうして歌われ歌い継がれて命が吹き込まれながら残っていくのだと身をもって知ったというのは決して大げさではありません。そして、それは、子どもたちがいて、先生がいて、学校という空間ゆえに紡ぎだされる営みに他ならない。子どもたちの発表も入院というネガティブな背景を感じさせない力強さが伝わってきました。どうか、どうか、退院後もこの日の経験を活かして、大切にしてしっかり歩んで行ってほしいと心から祈るばかりでした。
2018/11/03
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