先月から個別の指導計画について考えることがあって自分なりの考えを一定まとめておきたいと思いました。今では考えられないことですが、20年近く前、個別の指導計画を保護者に見せるか見せないかで大きな議論となったことがありました。私は見せるどころか作成においても保護者の参加は当たり前という立場で論を張りました。そう考えるに至ったのは国立特別支援教育総合研究所(NISE)の研修員だったとき聴いた当時熊本大学助教授の干川隆先生の講義での学びでした。「IEPミーティングが大事。IEPの作成過程の中心は、IEPミーティングです。ミーティングを通じて親と教師は、共に子どもの教育のプログラムに関する決定を行います。IEPミーティングの一つの成果は、IEPの記録です。この成果は、IEPチームによる関与とチームによって到達した結論について書いた記録です。」というミネソタ州のIEP作成マニュアルでとりわけ干川先生が強調されたのは「IEPはミーティングの記録」というところでした。誰かが一方的に作成するのではなく本人・保護者が同席を望んだ近所のおじさんやおばさんもいっしょになって行うミーティングの記録だというのです。これはインパクトがありました。このエピソードはこのブログの2000年5月22日の記事にあります。何と20年も前のことです。そして今もなおここから続く個別の指導計画のあり方は理想の姿として私の中に刻まれています。
2020/06/27
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