2012/11/16

小沢征爾の「白鳥の湖」

フィギアスケートのグランプリのフリーで浅田真央がチャイコフスキーの「白鳥の湖」を使っていて久しぶりに聴いた曲がいくつかあったので全曲を聴こうと思いました。ところが全曲盤のCDを探していて全曲の全貌がよくわからないとわかって焦りました。バレエ音楽は「ハイライト版」というエディションがあってこれは持っているのですが、学生の頃FM放送から録音してよく聴いた曲がなかなか聴けなかったりします。また、有名な曲なので「全曲盤」もいろいろある。プレビューも参考にして選んだのは小澤征爾がボストン響を振った1978年の演奏でした。「音楽的には魅力的だがテンポが速過ぎて踊れない」と複数のプレビューがありながらも評価の高い録音です。ボストンシンフォニーホールでの録音らしくエッジの効いたダイナミクスの大きな演奏となっています。オーケストラが鳴り切っているのは小澤マジックです。テンポはバレエを観たことがなくても速いと思えるものですが聴いていて実に気持ちがいい。ウェットな感傷をかなぐり捨てた骨太の透明感が爽快だ。小澤の全曲盤の曲数は45曲で、詳しい人によるとこれでもまだ収録されてない曲もあるとかないとかですが今回はそこまで追求する気はありません。「白鳥の湖」の音楽を長時間浴びるように聴くことが目的ですから。私が学生の頃繰り返し繰り返し聴いたのは第2幕「白鳥の踊り パ・ダクシオン」のバイオリンソロの部分です。チャイコフスキーの音楽はバレエ音楽に限らず情感を露にするある透明感のようなものが感じられてときどき無性に聴きたくなります。バイオリン協奏曲や「悲愴」はその最たるもの。この「白鳥の湖」はテンポが速いといっても150分にもなる収録時間なので午前午後の一コマのBGMとして最適かも知れません。若き小澤の躍動する音楽が爽快です。冬に向かうこの季節は毎年チャイコフスキーが聴きたくなります。

2012/11/12

今日は休日でしたが・・・

朝から明日の飛行機の搭乗案内のメールが来ていきなり出張モードになりました。今日は代休でしたが明日から今週いっぱいの出張の準備でパソコンとにらめっこしたり着替えを詰めたりしていました。出張先で話をすることがあるのでパワーポイントのスライドを作りながらポイントをしぼっていきました。こんな作業はインターネットのおかげで効率よく進みますが文脈を組み立てるのは自分の考え方ひとつです。全国規模の場での話となるので少しばかり構えてしまいます。機内持ち込みの範囲に収めないと移動に時間がかかるので資料はひたすらクラウドにアップしました。

そんなこんなでバイクも近所を回ってセッティングを煮詰めたくらいでした。MARINのシクロクロス、LOMBARD 2012は受け取って1週間、いろいろ調整をして好みのセッティングに近づいてきました。このバイクはけっこうな造り込みがあってレース仕様かと思いきや、あれ?というところがいくつかあります。重量はペダルやリフレクター等を装着して11.5kg、前3枚のギア、泥よけやキャリヤ用のダボはレースモデルには必要がない。乗ってみると超安定志向。700×32Cというタイヤと相俟って頑丈な実用モデルというキャラクターと見るべきかと思っています。踏み込みは重くはないもののクイックな反応もないのですが、それでもハンドルを下げてシートを上げて乗るとテンションは上がります。オールマイティなので市内の移動や車に積んでのポタリングにちょうどいい。それはそうなのですが、それがいつ実現できるのだろうか?

2012/11/11

11月のポコ・ア・ポコ

先週4日日曜日の11月のポコ・ア・ポコは9家族のみなさまにご参加いただきました。終わりの大きなシャボン玉を見つめるまでのセッションへのアテンションはみなさまの気配りや努力の賜物です。この日もご協力いただき、感謝しています。このアテンションという言葉は「アテンション プリーズ」というフレーズで知られるようになって、自閉症スペクトラムの支援では「ジョイントアテンション」として用いられます。ところが日本語では訳しにくい言葉です。「注意力」か!? 特別支援教育では日本語に訳しにくい言葉がいくつかあって、でも、無理に日本語をあてはめるような訳はかえって先入観に陥りやすいので原語のままの方がいいこともあります。新しい考え方や概念にそれこそ「アテンション プリーズ」です。そして、これはミュージック・ケアの真髄でもあります。

ここしばらく慌ただしくて、帰宅してからはお香を焚いてクーリングに努力しています。すぐに夢中になる質なので今度はお香のことをいろいろ調べたり・・・危ない危ない、またまた坩堝に・・・

2012/11/02

就学の制度改正

今週水曜日、NHK-TV「おはよう日本」の特集「けさのクローズアップ」で「学校が変わる“ともに学ぶ”ために」が放送されました。番組のウェブサイトには「いま教育現場が大きく変わろうとしています。国は、重度の障害のある子どもが、特別支援学校だけでなく一般の学校に進学することも選択できるよう法令を改正することにしています。この流れを先取りして、この春、京都府京丹後市の小学校に重度の障害がある女の子が入学しました。受け入れた小学校では課題に直面する一方、“ともに学ぶ”ことで周囲の児童に変化が生まれました。学校はどう取り組み、どう変わったのか、お伝えします。」とあります。番組ではともに成長する子どもたちと新たな学びのおとなたち、そして、物心両面の配慮の有り様が描かれていました。番組ではまた「文部科学省では今年度中を目途に法令の改正を進めていて早ければ再来年度から新たな制度がスタートする」と伝えていました。就学の制度改正のスケジュールがメディアで伝えられるのは初めてかと思います。障害者の権利条約の批准に向けた国内法の整備のひとつが就学の制度改正です。通常の学校(小中学校等)における支援スキルの向上と環境整備が喫緊の課題です。秒読みに入ったかと、そう思っています。

2012/11/01

iPhoneから学ぶこと

4Sのときは予約して1か月も待ったのに5は飛び込みで64GBがまさかの在庫あり! 色は?と聞いて、キズがつきやすいので白にしようかと思っていたのに、3G、4Sに続いてやっぱり黒と思い切りました。およそ30GBのデータ移行が小一時間で終わってDropBoxの設定などを済ませると4Sの設定のまま使えるようになっていました。iPhone5は実際に使ってみると4Sとのちがいを実感します。とにかくすべてに速い。同じ通信環境でも表示の速さを実感します。そして画面がきれいです。若干背が高くなったので持ちやすいし軽い。横にして持ってSafariでブラウジングするとそのわずかなサイズアップが意外に使いやすさにつながっていることがよくわかります。4GやLTEならどんなに動作するのだろうと興味津々です。バッテリーの持ちも向上しているようです。来月からテザリングも使えるようになるのでWiFiルータは不要となります。ケースは予備に残しておいたGOLLAの深いポケットがちょうどよくてSuicaとともに納まりました。つかえていたことがすっきりした気分です。Apple恐るべし(ー_ー)

iPhoneをめぐる諸相からは、どうしてこれが日本で生まれなかったのかという思いがあります。私がiPhone3GSを持ったとき、私のまわりでは誰もiPhoneを持ってなくて、日本のキャリアも“ガラパゴス携帯(ガラケー)”の新機種を追っていたように覚えています。それは、98とDOS/Vとの関係に似ているように思いました。ユーザーは一歩先でいい。でも、企業は二歩も三歩も先を追わないと致命的なダメージを負うことがある。日本の大手企業の巨額赤字を伝えるニュースはただただ悔しい。iPhoneから学ぶことはほんとにたくさんある。

2012/10/30

二輪遍歴

二輪とは自転車とオートバイのことでどちらも好きだ。ただ、同時進行でふたつのバイクと付き合うのは難しい。オートバイはGBクラブマンに乗っていたことがあるのですが、いざオートバイに乗ってみると体力が要ることがわかって自転車で体作りをしようとしてトライアスロンまで行き着いた経緯があります。その後は維持費などがネックとなってもっぱら自転車の方のバイクに乗っていますが、ロードレーサーは250ccクラスのオートバイくらいのお値段のモデルがざらにあって複数台を所有するとたいへんなことになります。しかし、自転車が増殖するのはよくあること。私は台数と価格を抑えながらもアルテグラで組んだキャノンデールのSaecoレプリカを筆頭にKHSのフォールディングバイク、ノーブランドのクロモリのクロスバイクと3台あるところにMARINのシクロクロスを加えることになりました。それぞれ用途がちがうからいいではないかと都合のいい理由をこじつけてのこと。シクロクロスは私をトライアスロンに誘った友人が9月に訪ねて来てまたまた心を揺さぶる話を聞かされて気になっていて、折も折、2012年モデルが大幅値引きとなって4台目が来ることになった次第です。シリアスなレースに出るにはやや重くて難ありというモデルですが、トリプルバデッドのアルミフレームにカーボンフォークという組み合わせは一味ちがう乗車感覚がありそうです。レースには出ないでもっぱら近くの田舎道を走りたいと思っています。あと、クロモリのクロスバイクはパーツのグレードアップをしながらメンテナンスのスキルを上げるための教材で少しずつツールも揃えています。自転車は今や社会的にも注目のアイテムで、このあたりからも何かしらの展望が見えて来ないかと期待もしています。

2012/10/23

TOKYO JAZZ 2012、秋

気温が急に下がって朝夕も冷え込むようになりました。自宅前のハナミズキ並木は紅葉して輝き、一部は散り始めています。これからしばらくは「静」の時、「内」に向かう時、そんな気がする今年の秋冬です。この時期でないとできないことがあるような気がします。

TOKYO JAZZ 2012のテレビ放送は全3回中2回まで終わりました。第1回はこの1週間聴き続けていて、その音、サウンドを堪能しています。録音が昨年とはちがうように思っています。ピアノとボーカルがとくにいい。もちろん演奏に起因することではない。録音の技術や哲学にかかること、そう思わせるちがいがあるように感じる。文化を計るものさしがあるとしたら、より練り上げた完成度の非常に高い音楽のひとつのあり様といえるだろうか。だから聴き応えたっぷりで五感の感度が一気に上がるような感覚がある。物事をていねいに考え、きちんと対応していくことの大切さを教えてくれる音、サウンド、音楽だと思います。この季節にこの音、しっくり馴染む。

3年前に買ってしばらく乗ったものの転勤して乗る機会がなくなって、しかも後輪がパンクしてそのままになっていたバイクの整備が終わりました。なぜかタイヤレバーが見つからなくてパンク修理は後回し。洗車をして細部を点検。ようやくパンク修理を済ませて試走をしました。深夜の試走は風が冷たくて気持ちがいい。このバイクはクロモリの700C×25にマッドガードを付けたクロスバイクで前はシングルギアです。色は濃茶で大人の乗り物の印象があります。マッドガードとインプレッサに着けたサイクルキャリアのフレームとの干渉が心配でしたがどうにかクリアして車載の準備も整いました。あとはライトや予備チューブなどの携行する修理用品がそろったらちょっと遠出もできるわけで気もそぞろです。

2012/10/14

10月のポコ・ア・ポコ

10月の日曜日のポコ・ア・ポコは8家族のみなさまに来ていただきました。1曲毎の終わりの“静”の共有が素晴らしくコントロールされていて整然としたセッションでした。もちろん子どもたち一人ひとりの姿もよく見えて、アイコンタクトがとれた瞬間に動作でメッセージを伝えることができました。就学前の子どもたちはこの春から体もぐんと大きくなって眼差しも動作もしっかりしてきました。日々成長する子どもたちですが、秋から冬にかけては“実り”としての成長がある季節かも知れないと思いました。来月も子どもたちと会えることを楽しみにしています。

2012/10/13

インプレッサの洗車

朝からインプレッサの洗車をして久しぶりに“白さ”が戻りました。洗車は白色用のカーシャンプーとワックスの組み合わせがいちばんとわかって作業も短時間で終わるようになってきました。そして、車はやっぱり洗車すると静かに走ります。ボディの汚れがなくなって空気の流れがスムーズになるからでしょうか。旅客機はワックスの塗り方で燃費がちがってくるというのもわかるように思います。午後は青山高原までドライブしてインプレッサの挙動や音を確かめました。STIと共通のシャーシとあって剛性も十分で、ただ乗るだけで十分に面白い車です。この秋はバイクを積んでの“パーク&ライド”を計画中。走りたいのは近江八幡と京都伏見です。

2012/10/06

ドライブで聴く音楽

朝から美浜町、午後は伊勢というスケジュールで走った距離はおよそ300km。1日中車で音楽を聴いていたような1日でした。朝、雲が多かった熊野灘も昼過ぎには真っ青な空に秋のちぢれ雲が浮かぶおだやかな日となりました。一昨年度は紀南地域に毎月のように出張していたこともあってなつかしさがありました。
今日、車で聴いていたのは「東京JAZZ 2011」のライブとチャーリー・ハイデンとパット・メセニーの「ミズーリの空高く」でした。「東京JAZZ 2011」はNHKの番組で、布袋寅泰やリー・リトナー、ミシェル・ルグラン・トリオ、寺井尚子、上原ひろみ、菊地成孔DCPRGらのスリリングなセッションが何度聴いても新鮮で発見があります。今年の東京JAZZの放送が待ち遠しい。「ミズーリの空高く」はNHK-FMで聴いてすぐ取り寄せたもの。ベースとギターの深い音色とその息遣いが心の奥底まで揺さぶる。否が応でも秋を深まらせる。あたたかい秋だ。
紀南の帰路に紀伊長島の卵卵ふわぁ~むに寄りました。ここのブランディングは肌で学びたいもの。

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...