■TBSの「報道特集」で自閉症と水銀の特集を見ていて思ったことがいくつかあります。
■私は自閉症スペクトラム障害の原因を脳内の情報伝達物質とレセプターの不具合ではないかと考えています。ADHDの症状がリタリンで改善されるのはその証とも考えています。水銀は脳内の神経の成長を阻害するわけですからもっと深刻な状態です。キレーションによってその状態が改善されるわけですからこれは画期的ともいえます。でも、「報道特集」を見ていて思ったことがあります。キレーションだけでは子どもは“よくならない”のです。
■キレーションは体質を改善するものと考えます。体質は改善されても、子どもは体質の改善だけでは成長も発達もしません。子どもを取り巻くすべての環境が適切に整って初めて子どもが全体として伸びる、つまり発達するわけです。ここに子どもの発達に積極的に関与する教育プログラムの重要性がクローズアップされてきます。TEACCHなどです。私たち“学校の先生”はキレーションや脳科学のことも勉強しながら、子どもを全体像としてみる専門性を適切に説明できる言葉を持たなくてはなりません。私たち“学校の先生”が頼るべき理論は関係発達論だと考えています。関係性の質の向上が子どもの発達を全体として好ましい方向に導くのではないでしょうか。
■「僕と彼女と彼女の生きる道」にはまっています。「はい」という“りんちゃん返事”は発達につまずきのある子どもがよくする返事と似ています。今、コミュニティでサポートしている子もそんな返事をしてくれます。
■サイトの壁紙のデザインを替えてみました。
2004/03/09
りんちゃん返事
2004/03/07
自閉症と水銀
■今日のTBSの「報道特集」でセンセーショナルなことが取り上げられました。自閉症の子に水銀を排出する薬=キレート剤を服用させたところ自閉症が治ったというものです。自閉症スペクトラム障害が脳内の情報伝達物質の分泌とレセプターの不具合ではないかということは前々から考えいます。「記憶の断片化」です。TEACCHの絵カードや構造化などは断片化された記憶をつなぐ役割を担う教育的サポートです。これは仮説です。でも、この仮説によって自閉症スペクトラム障害のお子さんの理解とサポートがたいへんわかりやすくなることは事実としてあります。水銀排出療法の薬の処方は日本では認められていません。アメリカから取り寄せとのこと。副作用もあります。でも、藁をもつかむ気持ちでこの療法にかける家族の思いもよくわかるのです。そして、自閉症のお子さんのシアワセとは何かと、また思うのです。
2004/03/04
国府白浜
■志摩まで出張に行って来ました。これは国府白浜です。時刻は夕方5時を回っていて、“白浜”と雲がわずかにピンクに染まっているのは夕日のいたずらです。
■休日はサーファーで賑うこの浜も今日は静かで、風向きのせいか海の香がしませんでした。誰もいなくて、静かで、ただただ波の音がするだけでした。その波もサーファーを寄せつけない穏やかさでした。
■淡いピンクに染まった砂浜には小さな白い貝殻が落ちていて、冷たい風の中、その白さが浮き出て見えました。
2004/03/03
OPERA
■昨日から胃痛と発熱でダウンしてしまいました。ここのところちょっと無理をしていたのかも知れません。ひたすら寝て復活です。朝も昼も眠っていました。だから今起きている!
■LavieにOPERAをインストールしてみました。フリー版なので広告バナーが入りますが、それでも十分におしゃれなデザインと快適な使い心地です。スキンはMacOSXVolterでMacライクにしました。こんなちょっとしたデザインの変化で実感するちがいはかなり大きい。デザインは大事だと思う。メーラーもOPERAのデザインがいいけどBeckyに蓄えた今までのメールは捨て切れません。
■でも、ブックマーク(お気に入り)はまたひとつひとつ登録していきたいと思います。ブックマークは自分の過去を引きずっているように感じてしまうことがあります。時に一掃して新しい自分を見つけなくては!と思うけど何かきっかけがないとやらない。
2004/03/01
テルミン
■日曜日に名古屋大須のアメ横に行ってきました。VOXのギターアンプが半額で一番小さいモデルを練習用に購入。一番小さいモデルといっても10Wだから教室くらいなら十分に実用です。軽くて持ち運びが楽なのがいい。音はノスタルジーを感じるオーソドックスなもので、BOSSのスーパーコーラスを使うとさらにノスタルジックです。“あのサウンド”といったところです。
■トヨタ自動車博物館も行きました。期待のF1マシンは…なかった。聞けばジャパングランプリの頃に展示されるとか。秋ではないか!
■車で聴き続けたのは「the piano songs」です。歌もピアノもいい。歌が先に生まれたのかピアノが先に生まれたのかわからないくらいどちらもいい。どうしたらこんな曲が生まれるのだろうと不思議なくらいです。
■今日、知人からテルミンをいただきました。映画『ハンニバル』で登場して脚光を浴びた楽器です。早速VOXのギターアンプにつないで試奏です。音のコントロールが難しい。果たして使いこなせるのだろうか?
2004/02/28
四角のお皿
■やっぱり来た杉花粉症…今日、病院に行ってきました。薬を飲んだら眠気が襲ってきて早々に寝てしまいました。そして深夜に目覚めてHPのアップです。
■知人からmamaikukoの四角い皿を4枚いただきました。四角の皿を選んでくださった知人のセンスにもう脱帽です。テーブルに並べて見惚れてしまいました。このお皿に負けない料理を作らねば!とまた料理にのめり込むのだ。
■“ウイングスティックのカレー”を作りました。鶏肉の手羽先とトマト水煮缶、スパイスを使うカレーです。ルーは使いません。スパイスはチリパウダーにクミンシード、ターメリック、コリアンダー、そしてガラムマサラを使います。もちろんカレー粉も。これってカレー?と思ってしまったけどとても美味だ。何かが多過ぎてピリリと舌を刺激する。チリパウダーかな? 手羽先だからコラーゲンが豊富です。
■この火曜日に松阪市の小中学校の特別支援教育振興会の「卒業を祝う会」に行ってきました。障害児学級の卒業学年のお子さんの卒業を祝う会です。感動しました。ひとりひとりの子どもが主人公ということを実感しました。そう感じた理由は子どもたちの「がんばり」もですが、会の運営の質の高さも大きな役割を果たしていました。アナウンス、音楽、ピアノ、パワーポイントのスライド…ほんとによかった! とても暖かい空間でした。ほんとによかった。そして私は改めて思った。障害児教育こそ教育ではないかと!
■PhotoDrawをXPのLaVieにインストールしました。 ほとんど化石化してしようとしているソフトですが、これでないと作りにくいファイルがあってダメもとでインストールです。表示が?なところもありますが一応使えることがわかってホッとしました。しかし、起動がまた遅くなった。それにしてもこのLaVieG-Mは丈夫だとつくづく思う。安心感があります。PCはやっぱり丈夫が一番です。このLaVieは、でも、シルバーの塗装部分がけっこうこすれて地の黒が見えてきました。漆塗りのパソコンなんていいだろうね。
2004/02/26
TEACCH
■今日はSOHOすることになってしまいました。ふだん読めない本を読んだり、新聞の切り抜きを読み返したり、そして、講演のスライドを作ったりしていました。その間に料理や洗濯をして一日はあっという間です。でも、こんな生活は自分に合っているかも知れない。毎日だとどうかわかりませんけどね。
■昨年夏の淑徳大学発達臨床研修セミナーでの鯨岡峻先生の講演「子どもの関係性の発達」のレジュメを読み返していて、なんでこんなんにもわかりやすいのだろうと驚いています。言葉がすっと入ってきます。「心は関係性の中で育つ」ということ、そして、先生といわれる仕事の人たちも子どもたちとの関係性の中で育ててもらっているということをしっかり受け止めたい。
■自閉症スペクトラム障害のお子さんの地域でのサポートにお応えするべくTEACCHを勉強し直しています。TEACCHは納得の理念です。2年前に聴いた佐々木正美先生の講演でのエピソードをよく思い出します。「ノースカロライナの自閉症の人、人なつっこい。」そして、「家庭に入って指導できるか。」です。学校はかなり整理された環境です。家族が障害がある子といっしょに過ごすためのスキルやケアは学校というパラダイムでどれほど育てることができるのか、この頃私は考え込むことが多くなってきています。だからこそTEACCHだと思うのです。
■「ボードメーカー」というコミュニケーションシンボル作成ソフトを使うたびに思います。なんとシンプルな機能! だけど絵がいい。ほんとにいい。スタンダードになるのもわかる。だけど、あまりにシンプルな機能で、かといって不満もないのですが、これで売れるというのもおもしろいと思うのだ。ユーザーは“文化”を買うことになる。
■CD「the Piano songs」を買いました。「ピアノのきれいな曲を集めました」というコピーについついはまってしまいました。聴くとピアノもいいけど歌もいいと思わせる選曲です。
2004/02/22
今日のシャボン玉
■2月の日曜日のポコちゃんは18家族のみなさんに来ていただきました。今日は、最後のシャボン玉の終わりに子どもたちが私のところに来て大きなシャボン玉を待っていました。曲は『典子は今』です。手で割ってしまうと「あーあ」となりますが、「ふっとして!」と言ってシャボン玉を下から吹くと、私を真似て落ちてくるシャボン玉を吹く子がいました。でも、ちょっと息が強くてシャボン玉が4つくらいに分かれてふわふわ浮きました。みなさん、感嘆の声というかため息で見入ってしまいました。シャボン玉はどこかはかなくて見る人の心を映してしまうように思います。
■三重ミュージック・ケア研究会のサイトのアップが復活しました。パスワードがちがっていたようですが、パソコンに保存のパスワードがどうしてちがうということがあるのか、どうも???です。昨日そういうことがあって、2004年度のミュージック・ケア初級総合研修三重会場の日程を早速アップしました。半年以上アップしないのにサイトを残してくれたYahooに感謝です。
■復活といえば皿問題が復活してしまいました。セッションが終わってから皿を買いに行きました。ところが、商品の入れ替えがあったようでお目当ての皿は1枚もありませんでした。皿問題復活です。
■今夜は春の嵐のはずなのに、もう、風はおさまってしまったかのようです。南の風が吹くと気もそぞろな私です。
2004/02/20
TEACCH再び
■いつになく慌しい1週間でした。毎日何か書きものをしていました。週末を迎えてホッとしています。仕事とポコ・ア・ポコのセッションはありますが、どれも音楽のことなのでこれはプラスのストレスです。
■自閉症のお子さんのためのコミュニケーションブックを作っています。ソフトはPIC-DICです。WindowsXPではインストーラーが走らないのでエクスプローラでHDDに直接コピーして起動しています。(exeファイルのショートカットはデスクトップに置いています。)このソフトはどうも使い勝手がよくなくて、結局Wordでそのシンボルを使って作ることになりました。
■シンボルによるコミュニケーションブックは、本人の今に続く過去と未来を結ぶものでなくてはなりません。その制作に当たっては、本人の文脈を読むということ、そして、本人と家族の生活をコミュニケーションブックで組み立てていくという大きな責任があります。
■文法も考えなくてはなりません。やはり視覚情報によるコミュニケーションとして手話の文法が参考になります。何よりも大切にしなければならないことはひとりひとりのお子さんのものの感じ方です。そして、空間認知、時間軸の認識、感覚の統合、脳の働きに仮説を立てること、などなど、とてもinterestingな“仕事”です。
■発達障害がある人のサポートはやっぱりTEACCHだと思います。学校よりも家庭と地域で取り組むべきサポートだと考えています。2年前に聴いた佐々木正美先生の講演の一言一言が忘れられません。「家庭に入って指導できるか」…学校の先生の実力が試されるときです。学校という場はかなり整理された空間です。学校でよかっても家に帰ってよくなかったら学校教育の成果はないと見られても仕方がないと思うのだ。
■エレキギターのエフェクター、BOSS CH-1 スーパーコーラスを購入しました。今日買ったばかりでまだ使っていません。これは楽しみ!
2004/02/11
ああ、北極星!
■昨日は朝も昼も食べる時間がなくて、気がつけば夕飯を作っていたという感じです。
■「特別支援教育と交流学習」の講演で、私は、障害観と障害理解、そして関係性の質の向上について述べました。鯨岡峻先生の関係発達論の考え方を紹介して、関係性の質の向上が心を育てるという相互的な関係の営みが相互障害論の障害理解につながるのではないかというプロットです。お伝えするのがむずかしい内容だと思いましたが、終わってから共感された旨のお話をいただいてほっとしました。北極星の話は時間がなくてカットしてしまい、今頃後悔しています。
■今日の昼ご飯は久しぶりにパスタを作りました。たくさん食べたけどお腹すっきりです。
パール・バック『母よ嘆くなかれ』
音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...
-
9月の日曜日のポコ・ア・ポコは9家族のみなさんに来ていただきました。私は夏の疲れが出て始まる前から少々おぼつかないところがありましたが、子どもたちが来てくれるといつもの元気が戻って密度の濃いセッションとなりました。曲の終わりの「静」をみんなで感じることの達成感はいつも素晴らしい。...
-
この4月に勤務先の病弱特別支援学校が再編されて校名も新しくなる節目を迎えるに当たり、病弱教育の歴史の一端を紹介する機会がありました。 「病弱教育は明治時代に三重県で始まったとする説があります。「三重県学事年報第九 明治二十二年」には、三重県尋常師範学校の生徒の約6割、70人余が脚...
-
Xで障害の「実存モデル」という言葉を知ってリンクをたどると 東京芸術大学のサイト でした。2018年度の「ダイバーシティ実践論」(担当教員:日比野克彦(東京藝術大学 美術学部長))の「当事者との対話4」「バリアフリーとは何か」という講義の概要で講師は東京大学の福島智氏でした。以下...