2011/09/19

9月のポコ・ア・ポコ等々

先週の日曜日は9月の日曜日のポコ・ア・ポコに11家族のみなさまに来ていただきました。久しぶりに小学校の教室を思わせる子どもたちのストレートな元気さがいっぱいでした。それでも静をしっかり共有できたのはすごい。毎回が新鮮です。
この3連休は毎日仕事でしたがたくさんの収穫がありました。事業仕分けや民間事業の経営感覚に触れて文字通り「目から鱗」でした。データのとり方と読み方、20年先の製品を今創ること、ドイツの政策、等々。そして、その人が放つオーラは今も余韻となって私のそばを離れない。自分を信じることと自問自答の繰り返しは大きな決断をする人の才なのだろう。前をしっかり見つめていきたいものだ。
今日は美術分野の大学教授と話をしていて、思いがけずダニエル・コビアルカの名前を聞いて驚きました。コビアルカの音楽はThe Nature Companyで流れていた「When You Wish Upon A Star」に魅了されてからというもの、セラピーの場面で何回か使ってきました。時空を超える音楽というべきでしょうか。
この3連休は移動も多くてインプレッサを堪能しながらのドライブでした。相変わらずATの動作は不可解ながらもジャストサイズと低いドライビングポジションは乗っておもしろい車です。遠出の機会がなかなかないのが残念。

2011/08/27

8月のポコ・ア・ポコ

8月のポコ・ア・ポコは13家族のみなさまに来ていただきました。初めてのお子さんは様子見だったり嬉しくてよく動いたりと、自分なりの参加のスタイルがすぐには決まりません。そのことを保護者はとても気にしてみえます。その気持ちはよくわかりますが、何回か参加するとその日のセッションの関係性を感じ取って親子いっしょに楽しめることがわかってきます。ひとりひとり参加の仕方はちがいますが、いっしょに楽しんでいただけるようにセッションを進めていきます。でも、今日は「見事!」という場面がいくつもありました。曲の終わりで「静」を共有する場面が「静」の名の通り確かなものとなっていました。ゴールまで今しばらくあっても見定めるものは誰もが同じはず。みなさまといっしょにいつも変わらないポコ・ア・ポコでいます。次回もみなさまのご参加を心からお待ちしています。

2011/08/19

『ホーム スイート ホーム』

今日は前々任校のサマースクールでミュージック・ケアの実践の機会がありました。転任して4年目、これで4回目です。その学校は肢体不自由の特別支援学校で、年に1回だけのセッションですが、文脈をストレートに受け止めてくれて文字通りみんなでセッションを作り上げて行くプロセスが見えるようです。いつも人数が多いので私の動作も少し大きめで、これも私にとってはすごく勉強になります。1年、また1年と成長する子どもたち、いつも温かく迎えてくれる保護者のみなさま、サポートする先生方を結ぶつながり。その確かな関係性は特別支援学校でよく感じること。インクルーシブ社会の実現に向けて特別支援教育の果たす役割は大きいはず。
桐嶋かれん著『ホーム スイート ホーム』(アノニマ スタジオ 2011)が届いて少しずつ手にしていただけなのにほとんど読んでしまいました。この本のサブタイトルは「暮らしを彩るかれんな物がたり」で、写真は夫君上田義彦のものです。もちろん写真は期待通り。リバーサルフィルムの色。深みのある陰翳が色の仕組みを教えてくれているかのようです。加えて桐島かれんの文がすごくいい。中身もいいのですが、文そのものが淀みなく流れるようですっと入ってくる。見開きの写真のページに続いてやはり見開きの文という組み合わせはいきなりどこを開いてどこを読んでもいいという構造です。だからいつの間にか全部読んでしまうという仕組みなのです。それにしても、こんなふうにものを大切にする暮らし方は見習いたいもの。
夜は山の中の音楽ホールのようなコテージでヴァイオリンの演奏を聴きました。狭いホールなので私の席のすぐ左で演奏がありました。中低音域の音がとてもきれいで、その音が左耳から入ってくること、左の耳で聴いていることが新鮮でした。私の左耳は聴力は問題がないものの話を聴き取りにくくてあまり使わずにいたようです。ところが電話でメモを取ることが多くなって、最近やっと電話で左耳を使うことに慣れて来たところです。今夜はその左耳でヴァイオリンの音が堪能できたことでほっとしました。
さて、週末の朝はサンドイッチを作ろう。

2011/08/18

ABBA

やっと自宅にブルーレイレコーダーを備えました。お盆価格というのか驚くほどの価格で、ブルーレイ録画に1TBのHDD、しかも地デジ2チャンネル同時録画で今あるDVDレコーダーよりも低価格でした。サイズも薄型で奥行きも短くてとてもスマートです。機能といえばあまりにたくさんあって私の理解を超えていますが、BSアンテナへの電源供給も自動設定でどうしようかといじっているわずかな時間で設定が終わっていました。ところが録画したい番組がなくて、今日、やっと試すことができました。
NHK-BSの「北欧スペシャル」で録画できなかった「北欧から世界へ〜ABBA 時代が求めたハーモニー」の再放送です。ABBAは意外に録音の種類が少なくて、CD以外でまとめて聴くのは初めてでした。もちろん録音スタジオではありませんから見て聴いておもしろい。歌が生き生きしている。アグネッタとフリーダは声のちがいを意図的に生かしたとのこと。空を突き抜けるような澄んだ美しくも力強いふたりの声がとてもいい。番組のサブタイトル「時代が求めたハーモニー」はいつの時代でもあてはまるものと思う。ところで、この番組でミキシングのときボーカルのピッチなどをいじって重ねていると知って驚きました。やや不協和音に聴こえて厚みが出ているのはそのためだとか。それを割り引いてもABBAの魅力は変わりませんが。

2011/08/13

映画「コクリコ坂から」の音楽

今夜のレイトショーでやっと観ました。冒頭から音楽に圧倒されて字幕に武部聡志の文字を見つけてもう納得の91分でした。彼のピアノにはまったのは『キーボード・マガジン2008WINTER号』の付録CDの「卒業写真」でした。指が語る、そんな表現がふさわしいピアノの語り口調は何度聴いてももっと聴きたくなる音楽の醍醐味がたっぷりでした。今夜もそうでした。ピアノはさらに饒舌に語り、アンサンブルは音楽を成す骨格の最小限でありながら背筋をピンと伸ばす思春期のヒロインのまっすぐな気持ちを感情に溺れないで彩る。これ以上音楽の要素を削ぎ落とせないという危うさこそがストーリーにふさわしい。音楽は、でも、どこまでもドライで、それがたまらなくいい。ほどよく饒舌なのはピアノだけで、ピアノ弾きにしか書けない音楽だと思い知った次第です。ピアノのAの単音の連続が不安をイメージしながらもメジャーに続く発想はピアノの調律の音からか。

主題歌については何の予備知識もなく観たので原曲がすぐにはわからなかったのですが森山良子の歌で聴いた曲ということはわかっていました。家に帰ってiTunesの森山良子のアルバムから「さよならの夏」を探して聴き直しました。そして、武部聡志のアレンジの巧みさにこれまた参りました。鍵盤ハーモニカの使い方、音色も出色だと思う。“あの鍵盤ハーモニカ”の音です。手嶌葵の歌もほどよくドライでいい。

ところで、映画そのものは、昭和30年代の青春は私には少し早過ぎてノスタルジーも2階層でした。私は「学生運動にもビートルズにも乗り遅れた」世代で、かといって豊かさを心の底から享受できないと思い込んでいる古風なニッチな谷間世代です。映画の旧い洋館の「カルティエラタン」は旧制高校の寮か。それを羨ましく思ったその頃の自分をさらに懐かしく思う2階層のノスタルジーなのです。かなり複雑な人間模様があっさりと解けるストーリーも相俟って観る人によって感じ方が様々になる映画でしょう。

絵の方はジブリらしくないといえるかも知れないほど背中が語らないものだったように思います。ラストシーンが海を見つめるヒロインの背中だっただけに余計にその印象があります。でも、ドライということではそれも意図して描かれたものか? だから、興行的には、さて、どうでしょうかと少々気がかりでもあります。レイトショーとはいえ客席は1割も入っていませんでした。

2011/08/01

夏、夏休み、8耐、風の会

先週、出張の帰り道、東名阪道の御在所SAで夕食をとりました。平日の9時を回っていても子どもたちの声がして、そうか、夏休みだと気づきました。子どもの声はいいものです。この週末も高速道路のSAではたくさんの子どもを見かけました。そうして夏休みに行きたくてもどこにも連れってもらえない子どももたくさんいる。だけど、夏休みは自分の時間がいつもよりたくさん持てるはずで、その中でふだんとちがう体験したりそのことでいろいろ考えたりすることは自立の心を育てるうえでとても大切だ。子どもたちが夏休みに自分の世界を広げてほしいと願っています。
土曜日は鈴鹿8時間耐久レース前夜祭の風の会に行って来ました。風の会は10周年とのこと。いつもながらバイクをいちばん買わない人たちを招待するイベントに最新モデルを提供する内外のメーカーの心意気が粋だし、その気にさせるライダーたちはもっと粋だと思う。今回はイベントの最後にライダーひとりひとりから自己紹介があって、200キロ超で疾走する姿とは一見すぐには結びつかないような物静かな佇まいが印象的でした。今夜のNHK「ニュースウォッチ9」は昨日の8耐で優勝した伊藤真一選手を「被災地に力を!鈴鹿激走レーサー」のテーマで特集していました。彼は宮城県出身です。女子サッカーも然り、8耐も然り、一流のスポーツマンは、形、スタイルそのものが力強いメッセージです。彼の走りを一言で表現するなら「迷いのない走り」ということだと思います。コースにレールがあるかの如く疾走する姿は美しい。
NHKの「おひさま」のオープニングにいつしか歌が入っていて、今日はもとに戻って楽器演奏になっていました。歌は平原綾香。この曲「大切なあなたへ」は器楽曲としても歌曲としても聴かせる楽曲ですが、平原綾香の歌はよくマッチングしていて、まるでオリジナルとして作られたように思ってしまう。

2011/07/24

7月の日曜日のポコ・ア・ポコ

7月の日曜日のポコ・ア・ポコは9家族の皆様に来ていただきました。初めてのお子さんも初めての場所に興味津々ながらもセッションの流れに上手に参加、ご家族の笑顔にほっとしました。長い夏休みを健やかに過ごされますよう願っています。
昨日、NHK-BSの「北欧スペシャル」に備えてBSアンテナを設置しました。今更のことですが、ケーブルテレビの地デジ化でNHK-BSがオプション扱いとなってHDDレコーダーで録画できなくなっていたからです。パラボナアンテナをベランダに設置、すき間配線を介して屋内に引き入れた同軸ケーブルをHDDレコーダーに直結、レコーダーでアンテナへの電気供給を設定してアンテナの方向を調整するだけでいとも簡単に解決しました。これだけで宇宙からの電波を受信しているんだと思うと不思議でもあります。感度はケーブルテレビと同等以上の数値をマークしています。そもそもNHK-BSしか観なかった多チャンネルはこれで解約と考えています。
その矢先、ノルウェーで爆弾と銃撃の事件があって驚いています。「北欧スペシャル」の「しあわせの国から」というテーマからは程遠い事件ですが魅力的な文化圏であることは変わりません。いつか訪れたいと思っています。ところで、「北欧スペシャル」ではフィンランドのピアノ音楽の番組はなさそうでこれは残念です。

2011/07/22

文体

女子サッカー・ワールドカップで優勝した日本のキャプテン、澤選手の「日本のメディアが報じない」メッセージがツィッターなどで話題になっているようです。その内容はナショナルチームのリーダーたる言葉に溢れていて力強いメッセージを与えてくれる素晴らしいものです。これは日本語から英語に翻訳されて再び日本語に翻訳された記事です。澤選手がどんな言葉で話をしたか、そのオリジナルはわかりませんが、私はこの中の英訳に英語らしい言い回しやリズムを感じて“名訳”だと思っています。英語圏では同じことを言うときにどれだけ多くの言い回しを使うことができるかということがその人の知性を量るひとつの指標と聞いたことがあります。この英訳も素晴らしいと思う。
日本文学の文体ということでは、私は辻邦生に心酔した時期があり、それが高校から大学の頃のことなので今では懐かしさも相俟ってなかなかページも進みません。先週末は書店で加藤則芳著『メインの森をめざして アパラチアン・トレイル3500キロを歩く』(平凡社 2011)を開いて、また別の意味で文体でやられました。滔々と澱みなく言葉が連なるその文体は同じ時期に同じ感覚をもったライターのものであるかのように思えました。奥書をみると著者は私より8歳上で、私が憧れていたビートルズの年代とわかって納得するところがありました。全640ページに及ぶ「紀行文」はどこを開いても均一のほどよい緻密さがあり、新鮮だ。アパラチアン・トレイルは山を分け入るわけだがこんなにも人に会うのかと驚くほどのエピソードが続く。それは今のところ私が歩め得なかった人生だけに一層惹かれる。

2011/07/18

これもリフレッシュ

伊勢湾台風のときは2〜3日前から雲行きがあやしくなって、正確な気象情報が少ない中で十分な備えもできないまま台風が到来したとのこと。情報量が多くなった今でも今回の台風6号の影響はすでに大きく、「超大型」のスケールを想像させる光景が広がっていました。目まぐるしく変わる空模様でときには運転しづらいほどの雨です。被害のないことを祈るばかりです。
3連休はリフレッシュと決め込んだものの何かとやることがあってせめてスローでと思って過ごしました。それでも心が躍る出会いや発見があるもの。いちばん危なく魅力的だったのは古新聞の片づけでした。読み始めるとなかなか終わらない。心を鬼にして切り抜きを思いとどめながらの楽しいひとときでした。
新聞記事にあった医療現場のICT活用ではiPhoneとiPadが取り上げられていました。実現すると他のデバイスでもやれそうに思うものの、それがiPhoneやiPadで実用となったところが興味津々で、その気にさせるのがiPhoneやiPadの秘めた力なのだろう。夜、iOSを更新したらiPadの更新プログラムは600MBもあってダウンロードに数分かかりました。iPadは2となってその精緻なモニタは魅力的ですが、私の使い方では第一世代でも十分なパフォーマンスがあります。むしろ筐体は適度な厚みがあってその分丈夫だとか。しかし、iPad1のアクセサリーはどんどん姿を消しています。お値段は暴落。
レンタルショップの新古本コーナーで見つけたカフェの業界本はグルメ本とは一味ちがう文脈で私のアンテナに引っかかりました。『柴田書店MOOK cafe sweets vol.93 小さな焼き菓子専門店が人気です!』(柴田書店 2008)です。障がいのある人たちの働く場を“逆マーケティング”する私にとってはひとつのヒントになりそうなアフォーダンスがあります。この本の広告は厨房機器メーカーばかりで明らかにターゲットがちがう。その視点のちがいがねらい目です。障がいのある人たちの店だからこそ品質とブランディングで挑むことが大切だと思う。プロ=本物の視点を教えてくれるリソースが心強い。ツィッターでスイーツ関係をフォローしました。ツィッターはありがたい。

2011/07/14

ポコ・ア・ポコのご案内

ポコ・ア・ポコのご案内葉書ができましたので明日投函します。8月は会場の関係でやむを得ず土曜日開催となりますが、ご都合がよろしければぜひお越しください。
@niftyのブログサービスのデザインがなかなか思うようなものがなかったのですが、いつしかサービスの内容が変わっていて「made in USA」というカテゴリーが加わっていました。開けてみると「これこれ」というデザインがたくさんあって早速衣替えとなりました。@niftyの前はgoogleのblogspotを使っていてデザインは気に入っていたものの私の技術では操作が難しいことから引っ越しをした次第。それゆえ今回の衣替えは気に入っているのですが、日本のブログサービスによくあるデザイン、とりわけ白ベースが好まれる風土からすると一癖ありというところでしょうか。あと、このデザインは行間が詰まっていてちょっと読みづらいかな? 英語仕様かも知れない。

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...